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こんどはmangaを買ってみた

フィンランド語版のmangaの本を一冊、ためしに買ってみました。
「Salapoliisi Conan」「名探偵コナン」です。(salapoliisi=「探偵」のこと)
サイズは日本のコミックスと同じ。ことばはドイツ語からの重訳です。
フィンランドの出版元のサイトはこちら

本をぱらぱらやってて気づいたのですが、これ、綴じかたが日本と同じ、右開きなんですね。
日本人である私には、あまりにも当然のことで、手にとってすぐは気がつきませんでした。

以前は、海外へ輸出された日本のまんが本は、左開きに変えられていたのでは…。
逆版というのでしたっけ、要するに鏡に映った像というか、裏返しというか、すべてのページをさかさまにして、左開きがあたりまえの欧米の出版事情に合わせていると思ってました。

ちょっと検索したら、こんな記事が(ページの下のほう)。
右開きのmanga本、というのが、数年前からアメリカで普及し始めていたんですね。
それが欧州へも広まっているってことか…。
へぇ~。
フィンランドで最初に出された日本のまんがの翻訳本は、1985年の「Hiroshiman poika」「はだしのゲン」だと思いますが、これはまだ、左開きだったのかなぁ?

で、左開きの本に慣れた読者のために、本のいちばん最後のページ(=左開きの本だとしたら、最初のページにあたる)に、

ストップ!ここはこのまんがの終わりだよ。反対側から読み始めてね!

って注意書きがあります。それも、フィンランド語とローマ字で。
ローマ字で、SUTOPPU! Koko wa kono manga no...って上の文章が書いてあるんです。
たぶん、これが日本語の文章であることは理解されていて、おーっ日本語だ、クール!かっこいい!って感覚で受け入れられているのでは。う~む。

同じページには、コマ割りとふきだしのセリフを読む順序について説明があります。
まんがのコマとふきだしの読み進め方というのは、日本人であってもまんがに不慣れな人にはちょっとわかりにくいところがあると思うので、欧米の人々にはなおさらでしょうね。
本が右開きってだけでも奇異な感じがするだろうに、そのうえコマ割りを理解して読んでいくってのは、なかなか骨が折れると思います、最初は。
そういうのも克服して、どんどん欧米にmangaが普及してきているんですねぇ。

セリフは当然ですが横書きですので、ふきだしに収まってるのが不思議といえば不思議です。
そういや、日本のに比べたら文字がずいぶん多い気がする。
日本語はやはり漢字があるから文字数は少なくてすむよね~。

しかし、日本のまんがに慣れた日本人の目には、

・セリフなど文章は左から右へ流れる
・コマ割り、ページの進行は右から左へ流れる

を同時に読んでいくってのは、くらくらしてきます(^^;)
しかも、ひとつのコマの中に複数のふきだしが並んでいる場合、ふきだしを読む順序は、日本のまんがと同じく、右から左。なのにセリフは横書きの文章だから、左から右。う~~、めまいが。
これも慣れってことなんでしょうかね。

そうそう、活字のセリフはすべて翻訳されていますが、「ぐおおお」(いびき)「ゴロゴロ」(雷鳴)といった手描きの文字はそのままになっています。
前に書いたフィンランドのアニメ雑誌「Anime-lehti」によると、「ドラゴンボール」のフィンランド語版では、こういうのも訳されているらしいんですが。

私の手に入れたのは第1巻で、第1巻第1話の日本語オリジナルがここで読めます(「第1話を読む」のところ)。
「FILE.1 平成のホームズ」という第1話のタイトルは、「Tapaus 1: Nykyajan Sherlock Holmes」と訳されていますね。
これは「現代のシャーロック・ホームズ」の意味です。「平成」はそのままは訳せないもんね(笑)

あとですね、この本、「12歳以下の方にはおすすめできません」と書かれています。
刺激の強いシーンがあるから、ってことのようですが。
まあ「名探偵」ものですから、殺人事件とかも起きるわけで、たしかに刺激の強いシーンはある。
ふ~~~ん。コナンはお子さまダメなのかぁフィンランドでは…。
それを考えると、日本のこういう規制って、ゆるやかなのかな。

(2005.8.30 by mf)

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コメント

フィンランド版の「名探偵コナン」の第8巻だけ持っています。
職場の引っ越しの時に引き出しから出てきたと言って、職場の人からもらいました。今度日本に帰った時に同じ8巻のモノを買えば、フィンランド語の教材になるかなと思っています。
でも、第1巻の第1話ならネットで原作を見られたんですね。残念!

投稿 lapintie | 2005年8月31日 (水) 00:02

>lapintieさん、
いや~私も、第1話がネット上で読めるのはこの記事を書き始めてから知ったんですよ。日本語とフィン語を比べてみるととっても面白いですよ~。

投稿 mf | 2005年8月31日 (水) 17:08

コナンも世界デビュー(笑)してたんですね。身近では、『ナナ』のフランス語版をこの間見ました。チェコ語でも何かないものでしょうかね~。『はだしのゲン』なら??? mf様は現地で探して手に入れられたのでしょうか?

投稿 あやめ | 2005年9月 4日 (日) 23:14

>あやめさん、
チェコ語のまんが、発見したらぜひ教えてくださいね~。
コナンは、本を何冊かフィンランドから取り寄せるときについでに買ってみました。現地の書店にもいろんなまんががたくさん並んでましたよ。

投稿 mf | 2005年9月12日 (月) 12:09

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