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フオメンタ、フェルプス君

「フオメンタ」っつーのは、フィンランド語で「おはよう」です。
ということで、今日は「スパイ大作戦」な話でございます。
(フェルプス君を知らない人は、まずこちらを読んでみてください。なおこのブログは自動的に消滅しませんのでごゆっくりどうぞ)

事の発端は、先日「フィン友」の仲間うちで、モールス信号の話で盛り上がったことでした。そもそもなんでそんな話になったんでしたかねぇ、もう忘れましたが。

んで、私が
「タンペレのスパイ博物館で買ったモールス信号バンダナを持ってるぞ!」
と自慢(笑)したところ、だれかがスパイ博物館のサイトを調べて、さらに強力な秘密のスパイグッズが存在することを突き止めたのだ。

しかし、そのスパイ博物館って何か?

その名もVAKOILUMUSEO (ヴァコイルムセオ)

ムーミン博物館の町タンペレ、一見ほのぼのムードのこの町に極秘裏に(ウソウソ)建設された、世界初(自称)のスパイ系ミュージアム。
ちなみにフィンランド語で vakoiluヴァコイルは「探索、スパイ行為」、 museoムセオは「ミュージアム」です(そのまんまじゃん)。
なお、「スパイ」(人)はvakoilija ヴァコイリヤです♪

博物館の公式サイトは こちら でございます。
タンペレ市については 市の公式サイト を。

この博物館さ~、以前はタンペレの郊外にあって、ちょっと気軽に寄れるような場所じゃなかったんですよねーたしか。
それが、いつのまにか中心部に移転して来てるのに気づき、何年か前にタンペレに行ったときに足を運んでみたんですわ。
そのときに購入したのが「モールスバンダナ」。

morse1.JPG

…この↑アルファベットとモールス符号の対応表がプリントされてるって、ただそれだけなんですけどぉ。
けどさ、フィンランド語の特殊文字 ÄÖそれにÅにもちゃんとモールス符号あるんだね~。当たり前か。

さて、このバンダナを超える最強のスパイグッズとは…

モールス・サルミアッキ。

博物館サイトの「スパイショップ」で売られてる、と聞いたときには驚愕のあまり死ぬかと思いました。
「世界一まずい飴サルミアッキ」については、この記事の一番下、および以前の記事をどうぞっ)

なんでもかんでもサルミアッキにしなけりゃ気が済まないのかフィンランド人よ?
…というツッコミは心の中にしまっておいて、このおそるべき武器を調査すべく、我々フィン仲間は諜報員を日本からタンペレへ派遣したのだった。
いえ、ホントは仲間のひとりがたまたまタンペレを含むフィンランドに行ったので、ムリヤリ買ってきてもらったんですけど(ありがとお~)。

待つこと2週間あまり。mfの手元に無事届けられたスパイ御用達サルミアッキはこれだ!

morse3.JPG

「CIA」「KGB」となっている。さすがはスパイだ。
Salmiakkiset salakirjoitusaakkoset (サルミアッキの暗号アルファベット)という文字もいかにもあやしい。
しかしどこがモールスなのかは謎。容器の裏側にはバンダナと同じモールス符号の表が載っているが…

勇気を出して中身を確認してみよう。
morse2.JPG

…昔こういうビスケットなかったっけ。ABCが書いてあるやつ♪
キャラメルっぽい、ちょっとねとねとする四角いサルミアッキ飴の表面に、ABCが浮き出してるだけですね(汗)

えーと、容器の説明をよく読むと、モールス信号の歴史とともに、「諜報活動ではモールス信号に別な暗号を組み合わせて使う」と書いてある。
代表的な例として、アルファベットを三つずらす(すなわち、A→D、B→E)方式があると。

「君も練習してみよう!」

ということなので、さっそく練習してみなくては。

…と思って、手をつけてみたんですけどね。
意味のある文章を書くには、文字の種類が足りんのですわ(笑)
スパイになるのも楽じゃないなあ。
第一、こんな悠長なことをやっていては、あっという間に敵に捕まってしまうではないか。

いや、待てよ。
サルミアッキといえば「世界一まずい飴」ですよ。(お好きな方ゴメンナサイ)
この武器の正統的な使用法は、

「窮地に立たされたら敵の口にこいつを突っ込んで、相手が失神したすきに逃げる」

なのではないか?

しかし、サルミアッキは一度ハマるとやめられない危険な味。
敵がすでにサルミアッキ中毒にやられている場合、この戦法をとると

「もっとよこせ!」

と襲いかかってくる危険性をはらんでいる。
まさに捨て身の作戦ということか…
うーむ、おそるべしサルミアッキ。おそるべしフィンランドスパイ。

しかし、結局なんでモールス信号なのよ…?
なんか、この morse ってのが博物館ショップのブランドになってて、morse印のグッズをいろいろ販売してるみたいですね。

えっと~、「スパイ博物館」そのものは、少なくとも私個人の感想では、規模はとても小さいです。
お客には子ども連れのお父さんが多かったような。(でも「消えるインク」などの体験コーナーではお父さんのほうが遊んでたりして)
この博物館を見るためにわざわざタンペレに行く必要はないと思いますが、タンペレで時間が余ってしまったら、ためしに寄ってみてもいいかも。売店は入場料を払わなくても利用できました。

ネタ提供のフィン仲間の皆さん、ありがとうございました♪

(2005.10.24 by mf)
P.S.:サルミアッキは、たしかに独特の味ですが、日本人でも大好きという方もいます。「世界一まずい」ってのは「よく聞く話」というだけですんで、味についてはご自身の舌でおたしかめくださいませ~。フィンランドから食品を購入できる通販サイトもあります。
なお、サルミアッキsalmiakkiとは本来 sal ammoniac =塩化アンモニウム。これで風味付けした飴などがあります。味はリコリス(甘草)に似ていますが、あれに塩味をプラスしたような感じです。参考→Wikipedia(英語版)をどうぞ

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» 日欧サルミアッキコラボレーション [旅する物理屋]
Helsinki Institute of Salmiakkiの会長として、日本サルミアッキ協会会長のmfさんと、サルミアッキを広めるために日々精進しているわけですが、この度 日欧サルミアッキコラボレーション [続きを読む]

受信: 2006年3月13日 (月) 01:27

コメント

ひゅばーしえべんた!
mf少佐の為にモールス・サルミアッキを手に入れて参りましたが、こんなに面白い報告書を書いて頂けて誠に有難く存じます!下名も実は自分の分をキープしておりまして、早速、今気になる人の名のアルファベットを並べてニヤついておりました。暗号通りにするとPDVDか・・・(*^_^*)

投稿 部下M | 2005年10月25日 (火) 01:33

オラが街の自慢の博物館を宣伝してくれてありがとうございます。
これで日本人観光客もわんさか押し寄せて(ムーミン谷博物館の帰りに)、博物館も大喜びでしょう。博物館と言っても、大きな建物の一角に隠れるように入り口がある(スパイなので目立ってはいけないらしいです)ので、見逃さないようにしてください。

ちなみに、家から5分くらいの所にあるんですが、未だ入ったことありません、スミマセン・・・。

投稿 lapintie | 2005年10月25日 (火) 03:02

この記事最高です。(笑)タンペレにスパイ博物館があるというのもナイスな情報ですし、(スパイゆかりの地なんでしょうか?)スパイ御用達サルミアッキを見つけ、調査員を派遣して購入してきてもらうmfさん、素敵です。これネタにして、タンペレ出身の友達と盛り上がれます。感謝です。マニアックなフィンランドネタに精通出来て得した気分です。

投稿 きち | 2005年10月25日 (火) 20:51

スゴイ!こんなmuseoがタンペレにあったなんて知らなかったわ!
このバンダナ欲しい。(意味不明だけど)
そしてモールスサルミアッキとは・・絶句。

投稿 mikamyy | 2005年10月25日 (火) 21:42

>部下M君(笑)
シエベンタ!(しかしシエベンタってフィンおたく同士の暗号みたい…Niftyさん読んでますかぁ?)無事に任務遂行してくれて感謝しておりますぞ!しかし自分の分をひそかにキープっていたとは…部長にばれたらアラスカ行き!?

>lapintieさん、
タンペレご自慢の博物館、紹介できて光栄です(笑)lapintieさんのおうちからも近いとは!
これで日本人がわんさか押し寄せたら、博物館から感謝のサルミアッキ一年分が届くかも?!(まさかーっ)

>きちさん、
お褒めにあずかりまして…これまた光栄です。タンペレご出身のお友だちとの楽しい語らいのお手伝いをできたようで、よかったです(笑)しかしほんと、タンペレってなにかスパイと関係が!?
これは更なる調査が必要か♪

>mikamyyさん、
バンダナ、いいでしょ!?(笑)これは買うしかないと思いました。モールスの傘とかもあるみたいですよー。
今度タンペレへ行ったらぜひ寄ってみてください~。タンペレ、なかなか奥の深い町ですね(笑)

投稿 mf | 2005年10月25日 (火) 23:33

えー!初めて知りました。
えらいもんがありますねぇ。
でも何故タンペレ?
帰国までに行ったほうが良いかしら?
確かに面白そうではあります。
そうそう、相方はサルミアッキ好きですから
あの人の味覚を疑いつつあります。

投稿 木の葉パン | 2005年10月26日 (水) 04:58

どんなに国籍を偽装しても、このサルミアッキをもっていたばっかりに出身がバレる、というわけですね(笑)。

なんかアルファベットになったスープの「うきみ」を思い出しました。もしや北欧で売られているのにはäやöやøがあったりするのだろうか???

投稿 えつろ | 2005年10月26日 (水) 11:23

salmiakkiで検索したらこんなの見つかった。

http://www.salmiakkisanomat.de/

ドイツにあるフィンランド学校の人たちが始めた新聞サイトのようです。その名も「サルミアッキサノマット(新聞)」 表紙の絵がもう、なんともサルミアッキへの愛に満ちあふれています。在外フィンランド人の子供たちをひとつにつなぐサルミアッキ。美しいじゃありませんか。

投稿 えつろ | 2005年10月26日 (水) 18:34

お店の窓口にご自由におとりくださいとキャンディーらしきものがあったので、前の人が包みを開けてるのをじっと見てたんですが、黒かったので、ありゃチョコレートじゃないな、と一瞬でわかってしまいました。
黒いのが入ってるのをみると、違うぞ!とわかるようになってしまいました。
フィンランドレベル2です。

投稿 華南 | 2005年10月26日 (水) 21:10

>木の葉パンさん、
たしかに、「なぜにタンペレ?」という疑問が消えませんね~。絶対行くべきとも思いませんが(笑)、タンペレに行ったついでに立ち寄ってもいいかもです。相方様、サルミアッキお好きなのですね。ツウですね。

>えつろさん、
そうですね、これを携行してる時点で国籍バレバレだからスパイ失格か(笑)そしてドイツのサルミアッキサノマット!これは衝撃ですっ!あのサルミアッキ型=ひし形が画面に踊っている!これは愛ですね、愛。
「うきみ」のことも気になりますぅ。だれか調べて教えて(笑)

>華南さん、
ご自由にお取りください…知らずに取って食べてしまったら、うあーっ!何も知らない旅行者はハマってしまう危険なワナでしょうか(何のワナだ)。黒い→サルミアッキの危険性(笑)、なのですね!

投稿 mf | 2005年10月27日 (木) 10:40

こんにちは。
ここは以前からムーミン博物館に行った後ぜったい寄ってみようと思ってた博物館です!
しかしモールス信号のサルミアッキまであるとは…。恐るべきフィン人…。
先日サルミアッキのふりかけがあるんだけどいらない?って知人に言われましたが丁重にお断りしました。思いついた時何にでもトッピングできるようにってことでしょうか(苦笑)いりません…。

投稿 maco | 2005年10月28日 (金) 12:58

>macoさん、
やはり、ムーミン博物館→スパイ博物館というのがタンペレにおけるゴールデンルートでしょうか(笑)
それにしても、「サルミアッキふりかけ」!?えええーーっ…間違えてごはんにかけちゃったらと思うと…きゃーっ(汗)
持ち歩いていつでもなんにでもサルミアッキ風味をプラスってことなんでしょうか!?本当に恐るべしフィンランド人…。

投稿 mf | 2005年10月28日 (金) 14:17

これ、お土産としてはかなりいけてます!おもしろい!自分は食べませんが。
フィン人のサルミアッキ魂ってすごいですよね。日本でこれに相当するモノってない。一個にしぼれないですよねえ。
テレビでBig Brotherという欧米で流行った番組のフィン版がやってるのですが、そのタイアップ商品(なのかな?)として、やはりサルミアッキ。どうしてもそこから離れられないんですね・・・

投稿 chickpea | 2005年10月29日 (土) 00:32

>chickpeaさん、
「フィンランドならではのお土産」としては高得点ですよね(笑)ホント、おっしゃるように、フィンランド人ってどーしてもサルミアッキから離れられないんですね…。たしかに日本人にとってのこれに匹敵する品物って、ないですよね。一品で、ここまで全国民に世代を超えて愛されているものなんて…(笑)

投稿 mf | 2005年10月29日 (土) 21:36

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