春は危険な季節
ぼんやりしているうちに4月も末、GW目前ですねぇ。
フィンランドにも、着実に春がやってきつつあるようです。少なくとも南部では、本格的に春が来た、っていえる状況みたい♪
今日なんか、気象情報みるとヘルシンキが+18℃!天気の悪かった東京よりあったかいじゃん!いや~めでたい←?
ヘルシンキのライブ映像を見ても、明るいし人はいっぱいいるし、とても1月に私が映ったのと同じ場所とは思えませんわ。
しかし春といえばお約束の事故があります。
凍った海や湖の上に人や車が乗って、氷が割れ、落ちる、というやつです。
冬のあいだは氷上を通行してOKだから、春になって氷が薄くなり始めたころが、危ないのね…
ちょっと古い話ですが、イースター休暇中の4/18(月)にも、そんな事故があったそうで。
(以下、事故についてのソース:Aamulehti紙2006.4.18付、4.19付記事)
車2台が「事故った」場所は、フィンランド南西部の内陸、キュロスヤルヴィ湖の「氷上道路」。フィンランド語では jäätie (ヤーティエ)、氷(ヤー)+道(ティエ)で、そのまんまですね。
ここに湖の地図があります。
ここから南東にちょっと行くとムーミン博物館の町タンペレです。
地図の中にIkaalinen(イカーリネン)の町の名が見えます。事故の地点は、イカーリネンと、対岸(北東)の地点とを結ぶ凍った湖上。
最初に落ちた1台は、対岸からイカーリネンの教会へ行く途中だったそうな。
凍った湖上を行けば近道ですから、当然のように「氷上道路」へ進入したみたい。
しかしここの「氷上道路」は、すでに前の週の金曜日に閉鎖されていたのを、ドライバーは、閉鎖していた横木をわざわざ開けて、入って行ったんだって。
あのなぁ、という感じですが、
「だってみんなやってるじゃないですか」
というドライバーの談話が記事中に(^^;)
で、走り始めは問題ないように見えたものの、向こう岸まで1.2kmのあたりで、氷がビシッと。
この車には5人乗ってたそうですが、幸い車は沈没はしてしまわず、あたまを氷に突っ込んだ感じで止まったみたいです。ビシッといっちゃったのは、表層の、やわらかい氷の部分だけだったようで。
困ったドライバーは携帯で友だちに助けを求めたものの、助けに来た2台目も同じ目に遭ってしまったと。
あのなぁ…。
車が完全に沈みはしなかったため、乗ってた人たちは自力で車から退避できたようで、けが人も死人も出なかったのはさいわいでしたが、結局、車2台の救出作業は次の日までかかったそうです。(車が沈みきらないように浮きなどで手当てはしていたみたいだが)
んで、最終的には車を岸に引き上げるのに、2頭のお馬さんが活躍したそうで。
(馬好きのmfはこれが妙にうれしかったり)
今回の救出作業の費用は、ドライバーに請求されるようです。
理由は、人命にかかわる事態ではなかったことがひとつ。
加えて、ドライバーは「自己責任」で氷上道路に進入したことがもうひとつ。
自己責任で、というのは、氷上道路が公式なものではなかったから。
公式でない、というのは、すでに閉鎖されていた、ということと、行政が公共事業として整備してはいないということもあるのかもしれません。
私よく知らないんですが、氷上道路にはちゃんと「公式」なものと、そうでないのがあるみたいで。(だれか詳しい方教えてください)
たとえばここに「公式ではない」氷上道路の話が出てるんだけど、立て札に
Ajo omalla vastuulla
(自己責任で走行してください)
と書いてありますな…。
氷上を道として使うのは、フィンランド人には昔から、ごく当然のことなんでしょう。
「冬は近道できるからいいんだよね~」って、みんな言いますし。
でもさ、4月になると日照時間がぐんぐん伸び、気温も上がって急速に氷がとけていくので、「こないだまで大丈夫だったから♪」と思っても、ある日突然、ぜんぜん大丈夫でなくなっているのでしょう…。
たしか何年か前の春に、海の上の「氷上道路」にやはり車で進入したところ、氷にひびが入って流氷状態になっちゃって、車ごと流されたって人がいたような…あれはヘリで助けられたんだったか?
なお、車2台の事故の記事が載ってたAamulehti紙には、「Mitä mieltä?(ご意見は?)」という読者の投票コーナーがあるのですが(はい/いいえで投票)、事故直後の質問が
「脆くなった氷上に車で進入した人には罰金を科すべきか」。
これに対し、83%が「Kyllä(はい)」と答えています。
なんにしても、危ないことは、やめましょう(^^;)
フィンランド人の皆様、520万しかいない人口を、つまらぬことで減らしちゃいけませんよ。
(2006.4.27 by mf)
| 固定リンク












