カテゴリー「ニュース」の記事

大阪の国際児童文学館存続運動

大阪の国際児童文学館といえば、わたしにとってはムーミンです。

大阪府立国際児童文学館(公式サイトはこちら)には、
ムーミン研究の第一人者、故・高橋静男先生がいらっしゃったからです。

いま、この児童文学館の存続が、危ぶまれています。

ひこ・田中さんの児童文学書評に「大阪国際児童文学館存続のためのお願い。」として、経緯の説明、存続のための運動のことが書かれています。

児童文学書評トップページは こちら
★大阪国際児童文学館存続のためのお願いのページは こちら

ムーミンファンなら、
『ムーミン童話の百科事典』
(高橋静男「ムーミンゼミ」/編 渡部翠/編、講談社、1996年)
をご存じのかた、お持ちのかたも多いでしょう。
amazonだと表紙画像がない代わりにやや詳細な情報が見られます)

この事典は、国際児童文学館で、高橋静男先生を講師として開かれていた「ムーミン・ゼミ」から生まれました。

90年代のはじめごろ、東京でムーミンがらみのイベントがあり、
高橋先生もおいででした。(そういえば岸田今日子さんも出ていたなあ)
会場からの質問や感想を受け付けるコーナーで、
「東京でもムーミン・ゼミをなんとか開催していただけないでしょうか」
という声がありました。
同じ気持ちの人ばかりだったと思います。大阪がうらやましかった。
大阪国際児童文学館といえば、
わたしにとって憧れの場所でしたし、
いまでもいつか機会をつくって訪れたいと思っている場所です。

国際児童文学館は、公式サイトを見てもわかるように、
研究機関、資料収集機関としての機能を持っています。
2003年までは海外から研究者を招聘しており、フィンランドからも研究者が来日しています。
地域の図書館とはまた異なった役割を担っている施設です。
子ども向けの出版物全般にかかわる、
国内、国外の貴重な資料が体系的に収集保管され、
(日本が世界に誇る漫画も含まれています)
専門知識を持つ研究者を擁する施設だからこそ、
ムーミン・ゼミのようなすばらしい成果も生まれたのではないでしょうか。

少しでも興味を持たれたかたは、
どうかこの問題について考えてみてください。
存続運動の趣旨にご賛同いただけるかたは、
上にも記したひこ・田中さんの「児童文学書評」から、
ぜひ存続を訴える運動にご参加ください。

大阪府のサイト内、「知事への提言」はこちら

参考:
★講演録・ムーミン童話とはなにか?高橋静男 於・大阪府立国際児童文学館→こちら
(「児童文学書評」内)

mf@ムーミンを愛する者として、子どもの本の周辺にいる者として。

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銃乱射事件

このブログは休憩中ですが、フィンランドの学校で起きた銃乱射事件が日本でも報道されたのですこしだけ。

フィンランド最大の日刊紙といわれるヘルシンギン・サノマット(Helsingin Sanomat)のウェブサイトに、「今日の質問(Päivän kysymys)」というコーナーがあります。
その日の「質問」に対し、読者は「はい」か「いいえ」で投票することができます。
事件発生当日の2007年11月7日の日付がついている質問は、

「学校での発砲事件がフィンランドで起きることは予想されていたことだったか」

です。これを書いている時点で投票は締め切られています。
このコーナーは こちら で見られますのでフィンランド語ですが興味のある方はどうぞ。投票の結果は色分けグラフになってるので見ればわかります。当該の質問は、(7.11.2007)という日付の書かれている箇所です。

結果の見方は、

KYLLÄ(緑)→「はい」(47%)
EI(赤)→「いいえ」(53%)

です。Vastanneita 11180 となっているのは、投票数(「答えた人の数」)を表しています。過去の質問も並んでいますが、この質問への投票数が突出して多いのが見てわかると思います。
この次の日の質問では、「個人の銃の所有は一切禁止すべきか」になっています。現時点で、投票受付が始まったところです(締め切り後でないと結果は見られません←投票していない人は)。

ほかの有力日刊紙である アームレヘティ(Aamulehti) にも、やはり同じようなコーナー「ご意見は?(Mitä mieltä)」というのがあります。サイトの右下のほうです。

事件直後の質問は、

「学校の安全のために金属探知機を設置すべきか」

です。ここはその日の分しか見られないのですが、いまこの記事を書いている時点(日本時間で9日午前零時過ぎ)では

KYLLÄ→「はい」:38%
EI→「いいえ」:62%
全投票数(ääniä):387票
(投票は続行中)

となっています。

たいへん痛ましい事件です。犠牲となった方々の御冥福をお祈りします。

2007.11.9 by mf
(またしばらく沈没します。コメントにお答えする時間がつくれそうにないのでコメント欄はとじておきます。ほんとうはコメントいただいていろいろ自分でも考えてみたい話題ですしそうすべきと思うのですが、書きっぱなしになり申し訳ありません)

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ネンにはネンを

テレビのニュースをつけっぱなしにして別なことやってたら

「ハイノネン」

って人名が聞こえてきて、フィンおたくセンサーが反応。
「なんとかネン」なら、かなりの確率でフィンランド人であろう。

そのひとは、

「平壌へ向かう国際原子力機関(IAEA)事務次長、ハイノネンさん」

でした。
もちろんフィンランド人。スオマライネン。

だけど、あれ変だなって思いました。
変だなって、思いましたよね、そこのフィンランド語わかる方。

このひとの苗字、HEINONEN です。
フィンランド語としてフツーに読んだら、

「ヘイノネン」

なんだけど。
なんで ヘイ が ハイ になってんの?

ドイツ語だと、「EI」 というつづりは「アイ」と読みますよね。
(たとえば詩人の「ハイネ」のつづりは HEINE)
HEI を ヘイ でなく ハイ としているのは、
なんかそういう方面の連想に引っ張られた結果?

んで、このひとのフルネームは

Olli Heinonen

ですが、ちょっとググってみたら

オリ・ハイノネン
オリー・ハイノネン
オーリ・ハイノネン
オーリー・ハイノネン

などという表記が見られました。

えーと、わたしだったら

オッリ・ヘイノネン

と書くんですがね。
フィンランド語は、つづりのとおりに読むだけなんで。
……そのまんまじゃ、つまんないですか?

核不拡散科学技術センター公式サイトとか、外務省のサイトとかに、「オリ・ハイノネン」と書かれていて、日本語での表記はこれがスタンダードということになってるんだと思います。
そのことに対してべつにいちゃもんつける気はありませんです。

でもさー、とてもよく似た名前を持つ、「フィンランドの元教育大臣」こと Olli-Pekka Heinonen さんは、

オッリペッカ・ヘイノネン

って、書かれてるんですよね~。(たとえばNHKのサイトに例が)
よく似たどころか、苗字は「ハイノネン」さんとまったく同じだ。
でもハイノネンとヘイノネンじゃ、同じ苗字とはわからないですね。

むかし、米国の大統領をやってた 「リーガン」さんというひとがいましたが、
このひとの苗字に関してはあるとき、
「これからは日本語ではレーガンって書くことにしよう!」
という取り決めが交わされたんだか、リーガンさんに頼まれたんだかよく知りませんが、
とにかくそういうことがあって、
その後は日本の報道での表記はいっせいに
「レーガン」さん
に変わりました。(ということを、なんとなく憶えています。としがばれるなあ)

外国語の人名や地名をカタカナで表記するのは難しいです。
厳密には、不可能だと思います。
でも日本語で書くんだから、どーにかしてカタカナによる表記を決めなくちゃいけません。
英語ならともかく、フィンランド語なんてわかる人あんまりいないしね、ましてもっとマイナー(という言い方が適切かはさておき)な言語であればなおのこと、どう読むんだか、つづりからは見当もつかないことも多いですよね。

それに、日本語としての読みやすさもありますしね。
Olli という名前は、 オッリ と書くのがいちばんもとの発音に近いですが、
「オッリ」って日本人には少し発音しづらいと思います。
小さい「ツ」を抜いて、「オリ」のほうが言いやすいですよね。
そういう配慮も必要なんだと思います、たぶん。

んだけど、ときどき、フィンランド語をはじめ英語以外の人名地名が、とんでもないカタカナ表記になっているのを見て、

ちょっと調べりゃわかることなのにな~

と思うことも、まあ、あったりするわけです。
とはいえ、
つづりを調べるのはネットでもできますが、
発音をネットで調べるのはちょっと難しいし、
まあ、「言葉の壁」というのはこういうところにあるのかな、
とも、思ったりしますねえ。

言葉を相手になんかしようと思うと、大変ですよねえ。
やればやるほど、いかにたくさん知らないことやわからないことがあるかを、思い知らされます。
ひとつひとつ、念には念を入れて調べ、学んでいくしかありません。
まあね、調べること自体が楽しくもありますけどね。←時間に余裕がある場合はね

とりあえず、「J」の文字を機械的に「ジ」にするのはやめてもらいたいです♪フィンランド語ではこの文字の示す音は、日本語の「ヤ行」です。
Jari(ヤリ)というのはよくある男性名ですが、Jariくんの名前が「ジャリくん」と書かれているのを見ると、ちと気の毒になりますので。砂利じゃないぞ。

(2007.6.25 by mf)

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大酒飲みはどこの人?

先日、アサヒコムのニュースでちょっとおもしろいのがありました。
場所は次のところです:
asahi.com > 国際 > ヨーロッパ

記事のタイトルは「大酒飲みはアイルランド人?欧州統計」。2007年03月19日の記事です。

内容は、EU内各国の「お酒の飲み方」について。
EUの世論調査機関である「ユーロバロメーター」が、EU加盟27カ国を対象にまとめた統計によるものだそうです。
1回に飲む酒の量(種類は特定しない)は?という質問に対し、「5杯以上」と答えた人の割合が多かった上位の国々は、

1位:アイルランド人(34%)
2位:フィンランド人(27%)
3位:英国人(24%)
4位:デンマーク人(23%)

われらがフィンランド、堂々の2位入賞。
逆に、「1回に飲む量」が少なかったのはブルガリア人で、「5杯以上」は1%、「1、2杯」が64%だそうな。

お酒とフィンランド人についてはこのブログでも何度か話題にしてきました。
フィンランドを語るとき、お酒を無視することはできません。
お酒がらみでは、まあいろいろとあることは事実です。

さて、このアサヒコムの記事は続きがあります。
上の結果は「1回に飲む量」でしたが、1回にどれくらい飲むかでなくて、「お酒をどれくらいの頻度で飲むか」という問いへの答えで見ると、結果がぜんぜん違う。

「毎日飲む人」の割合がトップだったのは、ポルトガルだそうです。

1位:ポルトガル人(47%)
2位:イタリア人(26%)
3位:スペイン人(25%)

南方のラテンなひとびとが並んでますね。
「1回に飲む量」ではトップに輝いたアイルランド人は、飲む頻度では「週1回」が最も多く41%。毎日って人はたったの2%だったそうです。

お酒、アルコールというものの「摂取のしかた」に、ヨーロッパの中でも大きな違いがあるんですね。
これはアサヒコムの記事でも言及されてますが。

わたしが以前、だれかに聞いたか、なにかで読んだ話ですが……
(ソースが明示できずすみません)

ヨーロッパでも、南のほうは、アルコール(主にワイン)は食事のときの飲み物である。それゆえ、アルコールを飲む「頻度」は高い。
一方、北のほうでは、食事のときにアルコールを飲む習慣はない。だから毎日飲むということはない。

たしかにフィンランドの家庭だと、食卓に並ぶ飲み物としては、水、牛乳、ジュース、などが普通だと思います。
また、南欧を旅行した人の話を読んだり聞いたりすると(これまたソースが特定できずすみませんが)、ごはんを食べるときに出される飲み物がいつもワインしかなくて困った、というエピソードがあったりします。

1回に飲む量が多いのと、
飲む頻度が高いのと、
どっちが「大酒飲み」かは、まあ、考え方によるでしょうね。

わたしが個人的にフィンランド人たちとつきあってきて感じるのは、彼らのお酒の飲み方というのが、

「酒を飲むときは、酒を飲むという目的を持って、酒を飲むのである」

という感じだということです。

これに関連して、ひとつ「ジョーク」をご紹介します。
次の本に収められているものです。

『エスニックジョーク 自己を嗤い、他者を笑う』
クリスティ・デイビス、阿部剛 著
講談社選書メチエ 2003年

この、「第三章 抜け目のない人・酒に憑かれた人」(すごいタイトルだのぉ~)に、こんなジョークがあります。

(以下、引用)
フィンランド人とスウェーデン人が、「一晩一緒に飲み明かそう」とウオッカとブランディを飲んでいた。4時間が経ったころ、スウェーデン人がグラスを高く掲げ、酒を飲みはじめて以来、はじめて口を開いた。「スカール(Skaal:乾杯)」。すると、フィンランド人はナイフを取り出し、スウェーデン人の鼻の下に振りかざした。
「なあ、俺たちゃ、しゃべるためにここへ来たのかね、それとも飲みに来たのかね?」

(引用終わり)
(実際にはまず英文があり、日本語はその訳として掲載されています)

さらにおかしいのは、この本の著者がフィンランド人にこのジョークを見せたところ、そのフィンランド人(女性)は

(以下、引用)
「本当です。彼らは、酔っ払うためにひたすら飲むのです」
(引用終わり)

と言ったのだそうな(笑)

ここでは、スウェーデン人が、フィンランド人を、「しょーがねー大酒飲みだぜ」と笑う図式なわけですが、
この本ではこのあと、そのスウェーデン人が、デンマーク人に笑われるジョークも紹介されています。

(以下、引用)
スウェーデン人の飲兵衛と蚊の違いは?
蚊がうるさくてはた迷惑なのは夏のあいだだけ(スウェーデン人の飲兵衛は一年中)。

(引用終わり)

そんで、この本では、同じ「スカンジナビア」(ここにフィンランド入るのかね?)でも「飲み方」に違いがあるとみなされている、という話が書いてあります。
つまり、

デンマークのは、「コンチネンタル(大陸)型飲酒パターン」。飲酒の機会・消費量ともに多いが、酔うために飲むことは控える。

スウェーデンやノルウェーのは、「ノルディック(スカンジナビア)型飲酒パターン」。飲酒の機会も消費量も比較的に少ないが、酔って自制心を失うまで飲む。

……と、認識されてるってことだと。ジョークはこの認識に基づいて成立するわけですね~。

「飲み方」の違い、これは冒頭に書いたアサヒコムの記事でも取り上げられていたのでした。

国や地域によっていろいろな「違い」がありますよね。
とくにお酒の飲み方となると、ある程度親しくつきあってみないとわからない部分もあると思います。
現地の人たちと飲酒の機会があっても、飲めないとき、飲みたくないときは、正直にはっきり断るべきですよね。でないと大変な目に遭いかねません。
はっきり意思表示をすれば、飲めない人に飲めと強要することがあまりないのは、フィンランドのいいところだと思います。(もっとも、相手が酩酊しちゃったあとではどーなるかわかったもんじゃありません。最初が肝心)

フィンランド人も日本人も、どこの国の人も、お酒は楽しく飲みましょう♪
↑このセリフ、お酒の話題のとき毎回書いてるなあ(笑)

(2007.3.21 by mf)
えーと、上にあげたジョークは上記の書籍からの引用であり、「(エスニック)ジョーク」という文脈であることにご注意くださいね。
あと、スウェーデン語の乾杯はスカールより「スコール」のほうが元の発音に近いんじゃないかと思います。
当ブログの過去の「お酒ネタ」は こちら など。

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キッティラ空港で火災

フィンランド北部のキッティラ空港で火事があったそうです。
火災の発生は、現地時刻で昨日(7/27)の夜7時台。
現在はほぼ鎮火しているようですが事後処理はまだまだ続いているとのこと。

いまこれを書いている時点のニュースでは、旧ターミナルの四分の三が甚大な損害を被った模様。
その他の部分にも被害が出ているものの新ターミナルは無事で、人的被害もいまのところないみたいです。

キッティラ空港は日曜まで閉鎖、月曜には再開を目指すそうです。
その間、発着が予定されていた便は近隣の空港であるロヴァニエミからの発着になるようです。

キッティラ空港といえば、西ラップランドのリゾート地・レヴィ/シルッカの、空の玄関。
日本人でこの空港を利用したことのある人は多いと思います。
わたしも一度、使ったことがあります。
行ったことのある場所がこんなことになるとびっくり、こわいです。

しかしキッティラ空港って、フィンランドではヘルシンキ・ヴァンター空港に次いで二番目に利用客の多い空港なんですって?
へぇ~。やっぱオーロラの威力?
わたしが行ったのは5年くらい前かなあ、それほど大きい空港だと思わなかったけど(でも夜遅かったし、うろおぼえ)。
ここ15年で、増改築を繰り返してどんどん大きくなってきたんだそうです。

ラップランドへは、秋の紅葉(ルスカ)を見に多くの観光客が訪れます。
冬になればオーロラ観測で、日本人をはじめたくさんのお客さんが来るし。
そういうハイシーズンの真っ只中でなかったのは不幸中の幸いなのかもしれません。
月曜には本当に復活してるのかな~。

これからキッティラ方面へお出かけになる方はいちおう注意したほうがいいかもです。

※火災に関するニュースのソースは次のとおり:
FINAVIA
Helsingin Sanomatウェブ版

(2006.7.28 by mf)

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Ohjukset putosivat Japaninmereen

ニュースはミサイルの話題でもちきり。まあ当然ですわね。

ミサイルのこと、フィンランドでも大きく報道されてますね。
ネット上のニュース記事もどんどん更新されてるし。
さっきネットでフィンランドのラジオ聞いてたら、ニュースのトップで取り上げられてましたし。
テレビや新聞はどうかなぁ?

ミサイル ohjus (複数主格 ohjukset)
発射する laukaista
射程、着弾距離 kantama
大陸間ミサイル mannertenvälinen ohjus
(「大陸」 manner → 複数属格 mannerten +「~間の」välinen)

…こんな単語はあんまりお目にかかりたくないですけどね~。

ラジオでは、日本の路上インタビューの様子なんかもちょっと紹介されてました。
フィンランドのラジオから急に日本語が聞こえてくると不思議な気分。

しかしあのミサイルの名前は、Taepodong というつづりだったのだなあ。
ラジオでも、フィンランド人アナウンサーの発音は「タェポドン」と聞こえました。

せっかくフィンランドのラジオで日本が話題になるなら、もっと楽しいニュースを聞きたいです(^^;)

※記事タイトルのフィンランド語は「ミサイル(複数)は日本海に着弾した(落ちた)」の意味です

(2006.7.5 by mf)

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春は危険な季節

ぼんやりしているうちに4月も末、GW目前ですねぇ。
フィンランドにも、着実に春がやってきつつあるようです。少なくとも南部では、本格的に春が来た、っていえる状況みたい♪
今日なんか、気象情報みるとヘルシンキが+18℃!天気の悪かった東京よりあったかいじゃん!いや~めでたい←?

ヘルシンキのライブ映像を見ても、明るいし人はいっぱいいるし、とても1月に私が映ったのと同じ場所とは思えませんわ。

しかし春といえばお約束の事故があります。
凍った海や湖の上に人や車が乗って、氷が割れ、落ちる、というやつです。
冬のあいだは氷上を通行してOKだから、春になって氷が薄くなり始めたころが、危ないのね…

ちょっと古い話ですが、イースター休暇中の4/18(月)にも、そんな事故があったそうで。
(以下、事故についてのソース:Aamulehti紙2006.4.18付、4.19付記事)

車2台が「事故った」場所は、フィンランド南西部の内陸、キュロスヤルヴィ湖の「氷上道路」。フィンランド語では jäätie (ヤーティエ)、氷(ヤー)+道(ティエ)で、そのまんまですね。

ここに湖の地図があります。
ここから南東にちょっと行くとムーミン博物館の町タンペレです。

地図の中にIkaalinen(イカーリネン)の町の名が見えます。事故の地点は、イカーリネンと、対岸(北東)の地点とを結ぶ凍った湖上。

最初に落ちた1台は、対岸からイカーリネンの教会へ行く途中だったそうな。
凍った湖上を行けば近道ですから、当然のように「氷上道路」へ進入したみたい。
しかしここの「氷上道路」は、すでに前の週の金曜日に閉鎖されていたのを、ドライバーは、閉鎖していた横木をわざわざ開けて、入って行ったんだって。

あのなぁ、という感じですが、

「だってみんなやってるじゃないですか」

というドライバーの談話が記事中に(^^;)
で、走り始めは問題ないように見えたものの、向こう岸まで1.2kmのあたりで、氷がビシッと。

この車には5人乗ってたそうですが、幸い車は沈没はしてしまわず、あたまを氷に突っ込んだ感じで止まったみたいです。ビシッといっちゃったのは、表層の、やわらかい氷の部分だけだったようで。

困ったドライバーは携帯で友だちに助けを求めたものの、助けに来た2台目も同じ目に遭ってしまったと。

あのなぁ…。

車が完全に沈みはしなかったため、乗ってた人たちは自力で車から退避できたようで、けが人も死人も出なかったのはさいわいでしたが、結局、車2台の救出作業は次の日までかかったそうです。(車が沈みきらないように浮きなどで手当てはしていたみたいだが)
んで、最終的には車を岸に引き上げるのに、2頭のお馬さんが活躍したそうで。
(馬好きのmfはこれが妙にうれしかったり)

今回の救出作業の費用は、ドライバーに請求されるようです。
理由は、人命にかかわる事態ではなかったことがひとつ。
加えて、ドライバーは「自己責任」で氷上道路に進入したことがもうひとつ。
自己責任で、というのは、氷上道路が公式なものではなかったから。

公式でない、というのは、すでに閉鎖されていた、ということと、行政が公共事業として整備してはいないということもあるのかもしれません。
私よく知らないんですが、氷上道路にはちゃんと「公式」なものと、そうでないのがあるみたいで。(だれか詳しい方教えてください)

たとえばここに「公式ではない」氷上道路の話が出てるんだけど、立て札に

Ajo omalla vastuulla
(自己責任で走行してください)

と書いてありますな…。

氷上を道として使うのは、フィンランド人には昔から、ごく当然のことなんでしょう。
「冬は近道できるからいいんだよね~」って、みんな言いますし。
でもさ、4月になると日照時間がぐんぐん伸び、気温も上がって急速に氷がとけていくので、「こないだまで大丈夫だったから♪」と思っても、ある日突然、ぜんぜん大丈夫でなくなっているのでしょう…。

たしか何年か前の春に、海の上の「氷上道路」にやはり車で進入したところ、氷にひびが入って流氷状態になっちゃって、車ごと流されたって人がいたような…あれはヘリで助けられたんだったか?

なお、車2台の事故の記事が載ってたAamulehti紙には、「Mitä mieltä?(ご意見は?)」という読者の投票コーナーがあるのですが(はい/いいえで投票)、事故直後の質問が

「脆くなった氷上に車で進入した人には罰金を科すべきか」。

これに対し、83%が「Kyllä(はい)」と答えています。

なんにしても、危ないことは、やめましょう(^^;)
フィンランド人の皆様、520万しかいない人口を、つまらぬことで減らしちゃいけませんよ。

(2006.4.27 by mf)

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物騒なヘルシンキ?

昨日(2006年3月7日)の午後、ヘルシンキのメトロの駅で発砲事件があったんですって?
ええっ!?
たくさんの友人知人が暮らしていたり、訪れていたりする町で何事か起きると、やっぱりぎょっとします。

えと、先に言いますと、死者はおろか怪我人も出ていないようです(ホッ)。
ネット上のニュース記事によると、事件があったのはメトロのKaisaniemi(カイサニエミ)の駅だそうで。中央駅のとなりの駅で、ヘルシンキのど真ん中ですよね。

なんでも、駅構内のカフェで男が発砲して、男はそのままホームへ駆け下り、メトロに乗ってHakaniemi(ハカニエミ)方面へ逃走したと…いまのところ男はまだ捕まっていないようですが、警察は男の身元を特定している模様。

どうも男は、一緒にいた自分の奥さんだか、彼女だかを撃とうとしたらしい…。ただ脅すつもりだったんだかなんだか知りませんが、よーするに男女関係のもつれのようです(^^;)
女性のほうは怪我もなく、現場から立ち去ってしまったみたいですが…。

当局は、犯人の動機は個人的なものなので第三者には危険はない、って言ってますけど。
事件の直後、カイサニエミの駅は一時封鎖され、ハカニエミ広場の周辺は警察が出動して騒然となったようです。あの平和なヘルシンキでも時にはこんなことが。

5年くらい前に、ヘルシンキだったかヴァンターだったかのショッピングセンターで爆発事件があったけど(あれは驚きだった)、こういう事件っぽい事件の話ってフィンランドではあまり聞かないので、どきどきしてしまいました。
犯人、早く捕まってほしいですね。

私がニュースを読んだサイト:
Helsingin Sanomat
MTV3

メトロを含むヘルシンキ市の公共交通網についてはこちら

(2006.3.8 by mf)

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ハウルの名前

「ハウルの動く城」って、アカデミー賞の長編アニメ部門にノミネートされたそうですね。
へぇ。
私このあいだ、ヘルシンキで観ました。(日本では観ていなかった)
フィンランド語字幕で観てみたかったので…。フィンランド語吹き替え版も、あるんですけどね(そうでないと低年齢の子どもたちが楽しめないもんね)。
そういえば「千と千尋の神隠し」も、字幕つきでヘルシンキで観たんでした私。

平日の昼間に行ったけど、年始でまだ学校が休みの時期だったので、映画館はお子様で混みあっていました。おじいちゃん、おばあちゃんに連れてきてもらってる子も多かったなー。
それにしても、売店で売ってるポップコーンの箱の巨大さにびびりましたが、欧米では、あれが普通サイズなんですか?小学生くらいの子が、自分の顔の倍の大きさはある箱をかかえていたけど、あんたそれをまるまる一人で食べるんかい?塩分とりすぎだよ…

で、日本語を聞きながらフィンランド語字幕を読むわけですが、最初の1分くらい、すごく混乱します。
字幕って、ふつーは外国語をテキトーに聞きつつ(あるいはぜんぜん聞かずに)、内容は字幕の日本語を読むことで理解しますよね。
だけども、耳で日本語を聞いて瞬時に100%理解しているその内容を、外国語である(=理解度は日本語より当然劣る)フィンランド語を目で読むことで追加確認する、って作業をするとき、

なんで私、字幕を読んでるんだっけ?

ってわけがわからなくなり、頭がくらくらしてくる…。まあ、好きでやってるんですけど。

面白かったのは、魔法使い「ハウル」の名前が、字幕では Hauru ってローマ字表記になっていたことです。 ヒロインの「ソフィー」はSophie なんですけどね。
アカテーミネン書店で、原作(イギリスの児童書)のフィンランド語版を見たけど、そこでは Howl って、英語そのままになっていました。

あれはたぶん、映画の中で日本語で「ハウル」って言ってる、観客にとっては耳で聞こえてくる、その発音にあわせて、Hauruにしたんじゃないかな、と思いました。フィンランド人なら、 Hauru と書いてあれば、日本人が「ハウル」って言うのにわりと近い音を想像するはず。(まったく同じではないけど、でもHowlよりは近いんじゃ)
耳で聞こえる音と、字幕のテキストから予想される音とが著しくズレていると、とくに子ども相手の作品だと、キツいでしょうしね(主人公のひとりなので頻出する名前だし)。

フィンランドでは、英語のタイトル(原作の)Howl's Moving Castle と、日本語の Hauru no ugoku shiro と、どちらもちゃんと紹介されてます。ほかの国でもそうかな。

ところで作品そのものの感想はぁ~、えーと正直に言うと、個人的にはちょっと…期待が大きすぎたかな、と。えーアカデミー賞?ふーん…って思っちゃったんですけど…。まあこういうのは人それぞれってことで。

参考まで、映画のフィンランド語タイトル:
ハウルの動く城 Liikkuva Linna
千と千尋の神隠し Henkien Katkemä

なお~、「ハウル」がアカデミー賞にノミネートされたニュースは、すかさずフィンランドのアニメ関係のサイトでも取り上げられておりました。(前に書いた、アニメ雑誌のサイトです)

(2006.2.1 by mf)

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ムーミンの銅像

タンペレのムーミン谷博物館入り口にお目見えしたムーミンの銅像。
先週の木曜日(2005年8月25日)にお披露目されたとのこと。
現地から写真が届きました。

muumi2a


muumi1a
(クリックすると大きな画像が見られます)

型の製作者はヤンソンの親友でもあったトゥーリッキ・ピエティラ氏だそうです。
熱心なムーミンファンならお気づきかと思いますが、同じ型からつくられた、石膏のムーミン像が、ムーミン谷博物館の中にいますよね。
高さ50センチ程度でそんなに大きなものではありません。
あまり派手でない雰囲気が、フィンランドらしく、ムーミンらしくて、いいな、って思います。

ここを通ったら、ムーミントロールにあいさつしてあげてくださいね~。
私も会いにいきたいな。

(2005.9.1 by mf)

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カレリアで行方不明

フィンランドの新聞に載っていた、フィンランド東部・北カレリアはコリでのできごと。
コリKoliといえば国立公園にもなっている場所で、ハイキングを楽しもうという人々に特に人気があります。

8月12日(金)の夕刻、北カレリアの救急センターに、在フィンランド・スペイン大使館から緊急の連絡があった。
フィンランドに滞在中のスペイン人夫妻の夫のほうが、コリで消息を絶ったという。
妻が、スペインにいる親類に電話で知らせてきたのだが、通話はすぐに切れてしまい詳細は不明。
当該地域の警察は、直ちに行方不明者の捜索活動を開始した。

いやー、事と次第によっては外交問題に発展しかねない感じですよね。
話は続きます。

捜索活動は翌日の未明にまで及び、朝の4時ごろになって、警察は夫妻の車を発見。
車内は無人。
警察犬に車の持ち主の行方を追跡させると…、
近くの小屋の中で、夫妻はふたりそろってぐっすり眠っていた。

どーゆーことだったかというと。

ヘラヤルヴィ湖を一周するハイキングコース・全長40kmにチャレンジしようとでかけたこの夫妻。
ところがコースを歩き始めた直後、乗ってきた車のキーが見当たらないことに気づき、あわてた妻がスペインに電話。
しかし電波の状態が悪く、声がよく聞こえないまま、電話を受けたスペインの親類が、見当たらなくなったのは「キー」でなく「夫」だと勘違いして、この騒動に発展したのであった。

電話してきた奥さんがパニクっていたことに加え、途中で通話がブツッと切れたので(通話度数が終わっちゃったためだったのだが)、必要以上に動揺したみたいです、スペインの親類の方。

それにしても。
「キーがなくなっちゃった」を、
「夫がいなくなっちゃった」と、
勘違いしたってことなんですが…、

あの~、ひょっとして、スペイン語で「キー」と「夫」が似た単語だとかいうことがあったりするんでしょーか?(汗)
まあ、大事に至らなくてよかったですよね。
本当は夫がいなくなったのにキーと勘違いされる、ってのよりは、ましかも。

ちなみに見当たらなくなっていたキーは、車のドアにささったままになってるのを、捜索隊が発見したそうです。

(2005.8.18 by mf)
(ソース:Aamulehti紙 2005.8.14付記事)

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フィンランドの食事は(その2)

前の記事の続きです。フィンランドとイギリスの料理について暴言を吐いたシラク仏大統領を、フィンランド人政治家がディナーに招待したそうです。この政治家、1968年生まれのAlexander Stubb氏は、奥さんがイギリス人。シラク大統領が招待を受けてくれれば、イギリスとフィンランドの食材を使ったメニューでおもてなししたいと言ってます。
このこと、ヘルシンキにお住まいの木の葉パンさんのブログでも取り上げられられていました。
Stubb氏の公式サイトのフィンランド語版によると、フィンランド国内はもとより、日本を含む各国から応援のメールが届いているそうです(päiväkirja=ダイアリーの7月6日の記事)。このあとの展開に注目。

それから、ベルルスコーニ伊首相の、やはりフィンランドの食事をけなす発言の直後、フィンランドのAamulehti紙に、反論する記事が載っていました(2005.6.23付)。 Aamulehti(アームレヘティ)は、南西部の工業都市タンペレあたりを中心とした日刊紙です。記事のコピーを現地の友人が送ってくれたのを読みました。記事のタイトルは"Berlusconi on juntti"(「ベルルスコーニは田舎モノ」)。記事中、インタビューを受けたあるフィンランド人シェフの発言の中に、このような台詞が出てくるものです。

記事の内容については、全文を正確に翻訳して提示しなければフェアではないと思うので、ここで詳しく触れるのはやめておきますが、記事の中で、ベルルスコーニに食べてほしいフィンランドのもの、またフィンランドが誇る食材、として挙げられているものをリストアップしてみます。この新聞の地元周辺すなわちフィンランド南西部のものがとくに取り上げられています。他の地方に基盤を置く新聞ならまた違う食べ物を挙げたと思われます。

・トゥルクの群島で食べるタイセイヨウニシン(silli)と新じゃが
・タンペレの黒ソーセージ(mustamakkara)
・フィンランド産のキノコ類
・魚卵:muikkuまたはsiikaの卵
(魚の名前については一番下をご覧ください)

それと、レストランのシェフたちのコメントが載っています(記事本文も、彼らへのインタビューを元に構成した部分が多いです)。それらの店とシェフの名前を以下に挙げます。

Villa Hakkari(所在地:Lempääläレンパーラ)
→シェフの名はGero Hottinger

Rocca(所在地:Turkuトゥルク)
→シェフの名はAntti Vahtera

Näsinneula(所在地:Tampereタンペレ)
→シェフの名はHeikki Ahopelto

Chez Dominique(所在地:ヘルシンキ)
→シェフの名はHans Välimäki(この人はMeccaという店も持っているそうです)

機会があればこれらの店に足を運んでみるのもいいかもしれませんね。

ロンドンが次回オリンピック開催地に決定した直後に爆破事件があり、ブレア首相はシラク大統領の暴言どころじゃなくなっているでしょう。でも、イギリスでもシラクの発言には猛反発があったそうですし、それはフィンランドでも同じです。

☆魚の名前について:
Silli「タイセイヨウニシン」→学名Clupea harengus 「ニシン」は他にもいくつか種類があります。

Muikku「モトコクチマス」→学名Coregonus albula ワカサギに似た魚。

Siika「シナノユキマス」→学名Coregonus lavaretus

上記和名は『フィンランド語日本語小事典』(荻島崇著、大学書林 2000)による。
また各種の魚の名前の、フィンランド語-各国語間の対応表がFinfoodのサイトにあります。

(2005.7.8 by mf)
(2005.7.14追記:関連記事「ムーミンママの逆襲」もどうぞ)

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フィンランドの食事は(その1)

シラク仏大統領と、ベルルスコーニ伊首相の、フィンランド料理はまずいという趣旨の発言が物議を醸しており、フィンランド関係ブログ界でもいっせいに取り上げられていますね。ベルルスコーニは食事のことだけでなく、女性であるハロネン大統領に対しても失礼な発言をしましたが、シラクの追い討ちがあったため、いまでは食事に関することが専ら話題になっているようです。

私の思うこと。

よその国へ行って、そこで体験したものについて、個人がどういう感想を持つかは、個人の自由ですわな。絶賛することもあれば悪態つくこともあるでしょう。
私は旅行が好きで、これまでにいろんな国へ行きました。旅先ではさまざまなことを体験しますが、その中でも食事はどこへ行っても必ず、毎日することですよね。ですから、フィンランドを含むいろんな国のいろんな料理について、私なりに個人的感想をたくさん持っています。まあフィンランドは付き合いが長くて深いぶん、料理についての個人的感想は他国のそれに関するものよりもディープでしょうかね。

が、それらはあくまで私の個人的な見解です。どこの国の食べ物でも、私がおいしいと思うものを、あんなの大嫌いだって人もいるでしょうし、逆に、私がこれはちょっとなぁと思うものを、好きでたまらないって人もいるでしょう。
○○国のこれは絶品だ、あれはいただけない、同感だ、いやいや異議あり、そんな話題を肴に、内輪で盛り上がることはあるけどさ、そういうのは個人レベルの話です。(そもそも、その土地ならではの食べ物を味わってみることそのものを楽しんでいるわけですね)
それに仮に「いただけない」と言ったとしても、その食べ物が自分の口には合わなかったというだけのことで、その国全体を愚弄しているわけではありません。(ある食べ物をほめたとしてもべつにその国全体を礼賛してるわけではないのと同じ)

しかしシラクやベルルスコーニは公人であり(シラクのほうは非公式会談の席だったそうですが、それでも国の代表という立場でそこにいたんでしょ)、公人である彼らが、食事がどうのこうのという発言を、フィンランド(とイギリス)をおとしめる意図をもってしています。
一国を代表する立場にある人物が、公の場で、他国を侮辱する発言をすることは、いかなる場合でも許されないのではないでしょうか。
今回のことで、私が不愉快だと思うポイントはそこですね。

(その2へ続きます)
(2005.7.8 by mf)

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バンフ・テレビ祭でフィンランドの作品が!

NHKのニュースを見ていたら、バンフ・テレビ祭でフィンランドの作品が「NHK会長賞」を受賞したと報道されていました。
カナダのバンフで開催されているバンフ・テレビ祭は今年(2005年)で26回目。テレビ番組の国際コンクールで、今回は17ヶ国から約900本の出品があったそうです。「NHK会長賞」は、NHKによれば、ハイビジョンで制作された番組の中で最も優れた作品に贈られるもの、とのことです。ニュースでは、受賞作品名は日本語で「魔法にかけられた子ども」と言っていました。

調べたら、すぐにわかりました。この作品の公式サイトはこちら。(英語とフィンランド語)
作品タイトルはフランス語で「L'Enfant et les Sortiléges」というのが正式なようで、英語では「The Bewitched Child」、フィンランド語では「Lumottu Lapsi」とされていますね。作品の言語もフランス語で、フィンランド語と英語の字幕があるようです。テレビ番組としてはフィンランドの公共放送YLEが関わってる模様。

ラヴェルの歌劇「子供と魔法」をベースにした映像ファンタジーって感じなのでしょうか?日本人舞踏家Aki Suzuki(Akeno)の名前も上記のサイトに出ていますね(英語版だとCredits→dance and choreographyのところ)。

この作品見たいぞ!NHKでやるかな?できればフィンランドで、フィンランド語字幕つきで見たいですが。

バンフ・テレビ祭のサイトはこちら

(2005.6.15 by mf)
2005.6.15追記:NHKの公式サイトのこのページ(平成17年6月14日付)には、この作品のタイトルの和訳として「魔法にかけられた少年」と書かれています。
2005.6.19追記:コメントで情報をいただいているとおり、この作品は埼玉県川口市で開催されるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2005で上映予定。上映タイトルは「子供と呪文」。情報をくださったsatoさん、ありがとうございました。

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北国のカンガルー

フィンランドなのにカンガルーなんだって。

日本でも、アリクイが逃げ出したりレッサーパンダが立ち上がったりと、このところ動物関連の話題が多いですが、フィンランドでは「カンガルーを目撃した」というニュースがあると聞いて、ちょっとネットで見てみました。
いちおうお断りしておきますが、フィンランドに野生のカンガルーはいません(笑)

話題の場所はタンペレ。タンペレ周辺で、「カンガルーらしき生物を見た」という情報が複数寄せられている、ということのようです。
Kaleva.plusの2005年5月25日付記事によると、今年の3月と、5月と、それぞれ違う場所で違う人がカンガルーのような生き物を見たと言ってるそうな。それらの証言から推定されるのは、体高およそ60センチで長い尾がある生物だと。
記事には、フィンランド国内の動物園からはカンガルーは1頭も逃げ出していないこと、そのため「もし本当にカンガルーだとしたら密輸されたのではないか」とヘルシンキのコルケアサーリ動物園の園長さんが言ってることが書いてありますが。

わはは、おもしろい。巨大なウサギかなにかでは?という見解もあるようだし、まあなにやらよくわかんない話ではありますが、もし、もしも、本当にそいつがカンガルーで、白夜のフィンランドの森をぴょんぴょん跳ねていたとしたら…ちょっとそれ、見てみたいです。

フィンランドの森で「ライオンを見た」って話も前にあったと思うけど、あれはどういう顛末になったんだっけ…。
カンガルーはフィンランド語で、kenguru(ケングル)です。

(2005.6.4 by mf)

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期間限定北欧カフェ(アトリエmamagoto)

「アトリエmamagoto」さんというところで、 連休中の5月3日・4日・5日の3日間限定の北欧カフェをオープンするそうです。最寄り駅は小田急線の伊勢原。住所としては神奈川県伊勢原市ですね。
「北欧カフェ」の案内は ここ に。
「北欧」とはいえ、主宰なさっている植松良枝さんは特にフィンランドと縁のある方のようで、フィンランド風のメニューがいろいろ並んでいます。
こちらでは、フィンランド料理教室を開いたこともあるようです。カリヤランピーラッカ(カレリア風パイ)がおいしそう。

アトリエmamagoto(植松良枝さん公式ホームページ)のトップページはここ

「北欧カフェ」の案内ページに、フィンランドの野外市場で、いちごが山積みになって売られている写真がありますね。これ、フィンランドの夏って感じですねぇ。日本の立派ないちごもおいしいけど、私はフィンランドのいちごも、とても好きです。自然な甘さと酸っぱさがあって。

いちごといえば、フィンランド人の姓でMansikka-aho(マンシッカ‐アホ)というのがあるそうですね。以前、「フィンランドの美しい人名にはどんなのがあるか」という話をしていたときに、フィンランド人が例として挙げたものです。Mansikkaがいちご、ahoは、日本人にはウケてしまうけどちゃんと意味があって、『フィンランド語日本語小辞典』(荻島崇著 大学書林 2000年 ISBN4-475-00093-9)によれば「取り入れの後草が生えている状態の畑、広くて耕作していない土地、焼畑の後に草が生えてできた牧草地」。むりやり日本語っぽくすれば「苺原」さんとか、「苺野」さん?なんにしても麗しいイメージの名前ですよね。

(2005.4.23 by mf)

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エヴァ・アルクラ カンテレコンサートのお知らせ

フィンランドの伝統楽器カンテレのコンサート@東京のお知らせです。

日時:2005年5月5日(祝日)午後2時開演
場所:東振化学ギャラリー(東京駅八重洲口)
入場料:2500円(前売り・要予約)

演奏:エヴァ・アルクラ
賛助出演:ヴィッレ・ヒュヴォネン

主催:Office Fuga(オフィス フーガ)
後援:(社)日本フィンランド協会、(株)ファンルーツ
問合せ先:Office Fuga
・電子メール: music-fuga(*)n07.itscom.net →(*)はアットマークに置き換えてください
・ファックス:044-722-6062
<問合せは当ブログでなく直接上記へお願いします>

エヴァ・アルクラさんについては こちらをどうぞ(英語)。
カンテレkanteleについては「朝日マリオン・コム 民族音楽の旅(2004.8.26付記事)」をご覧ください。

今回のプログラムを見ると、フィンランドの民謡やシベリウスのほか、「ソーラン節」や「冬のソナタ」なんてのもあり、楽しめそうです。エヴァさんの演奏は昨年の秋にいちど聴きましたがすてきでしたよ。エヴァさんご自身も、美しくて魅力的な女性でした。

ところで私カンテレ持ってるんですよ。いちおうすこしは弾けます。と言うと、けっこう驚かれるんだけど、そんなにびっくりでしょうかね。そうか、きっと、私が不調法で楽器の演奏に縁などなさそうだから、みなさんびっくりなさるんですね。(不調法なのは事実でございます)
kantele
Kanteleeni(私のカンテレ)

カンテレには伝統的な小型のものと、大型のコンサートカンテレとがありますが、私の持っているのは10弦のちいさなものです。ちいさいカンテレの素朴な音って、私はとても好きですよ。大型のも興味ないことはないですが、あれはさすがに、きちんと勉強しなくちゃ弾けないですよね。10弦のは、英語の手引書を見て自力でどうにか練習しましたが。(なので、弾けるといったって私なんかろくなもんじゃないんですよ)

私が最初にカンテレの音を生で聞いたのはたぶん、フィンランドに関わり始めて間もないころだったと思うのですが、なんて寂しげな音だろう…という印象ばかりが残ってしまい、美しい音色の楽器だけど、「とても好き」にはなれなかったんです。そのときはね。

でも、しばらくして、また生演奏を聴く機会があり、そのときは印象が全く違ったのです。あの寂しげな悲しげな音ではなく、明るくキラキラ光るような、陽気な音色。演目の違いだったのか、演奏者のスタイルの違いか、それはわかりませんし詳細も憶えてないのですが、とにかく、「わーっ、こんなに明るい、楽しい音楽を、この楽器だって奏でることができるんじゃーん!」と、目から(耳から?)うろこでした。
私はもともと、民族音楽や伝統楽器のたぐいにはどこの国や地域のものであれ関心のあるほうですが、このときから、カンテレをほんとうに好きになり、いつかは手に入れて弾いてみたいと思うようになったのでした。

私が10弦のを買ったのは、10弦だとコードを押さえることができると聞いたからで、じっさい、コードを使って歌の伴奏をしたりといった楽しみがあります。いまはエレキカンテレなんてのもありますね。いろいろなカンテレについてはKoistinen Kanteleのサイトに詳しく出ています。(英語とフィンランド語)
カンテレ、聴いて&弾いてみませんか?

(2005.4.19 by mf)

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ユニクロでフィンエアーTシャツ!

ユニクロのTシャツプロジェクト「世界企業コラボレーション部門」に、フィンランド航空が参加~!フィンランド航空のニュースリリース(2005年4月15日号)によれば、デザインを手がけたのは「グラインダーマン」なるアーティスト集団。6月中旬発売予定だそうです。

デザインは、フィンエアー・ブルーがベースになっていて、雲のかたちや、フィンエアーのFのロゴ、飛行機の機体などが白で表現されている、フィンランドらしいさわやか系です。

この話、ちょっと前に耳にしたんですが、ウラが取れなくて、ホントなの?と思ってました。ホントだったのね~。買わねば。(まあユニクロへ行けば「Tシャツプロジェクト」の商品の写真が載ってるチラシがもらえた/もらえるらしいのだけど、ユニクロ徒歩圏内にないんだもん)。
しかし今年の夏は、フィンランド語のクラスに行ったら全員おなじユニクロのTシャツを着ているって現象があちこちで起きるかも、ですね。

(2005.4.15 by mf)
2005.6.17追記:フィンエアーTシャツは6月10日くらいに発売になってます。6月14日付記事をどうぞ。

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フィンランドのアニメ事情

世界的に高く評価されている日本製アニメを外交に役立たせよう。外務省がそんなことを検討しているそうです。ODAでもって、各国の放送局向けにアニメの放映権の購入資金を援助するんだって。(Asahi.com 2005年4月10日付記事による)
記事によれば、外務省が3月に在外公館を通して行った調査の結果、多くの国でアニメをきっかけに日本語の学習者が急増しているなどということがわかったもので、この結果を受けて外務省としては、日本のアニメを普及させることで各国の青少年層に「日本」を印象づけることができる、将来の知日派を増やすことができる、という見解を持っているようですね。
いいことだと思います。日本語、私たちの母語を学んでくれる外国の人が増えるなんて、語学おたくじゃなくたって大歓迎すべきことですよね~。アニメから入ってきた人たちが、日本のさまざまな側面にも関心を持ってくれるかもしれないし。

フィンランドでの日本のアニメ・まんが人気については以前にも書きました(→2005.3.30の記事「ニホンといえば」)。ODAを使った援助はとりあえず中南米やアフリカを優先的に対象として考えているそうで、フィンランドはそこには入らないんだけど、こちらが思っている以上に、フィンランドには既に日本のアニメを受け入れ、消化する土壌ができあがっています。

Animecon(アニメコン)は、フィンランド最大のアニメ・まんがイベントです。次回の「AnimeconIV」は、2006年の8月にヘルシンキで開催予定。AnimeconIV公式サイトが、ここにあります。フィンランド語オンリーですが、ここからリンクがついている前回の「AnimeconIII」(2004年7月にユヴァスキュラで開催)のサイトには、英語バージョンもありますよ。

また、同じくAnimeconIVからリンクがついているKirsikankukkaconは、2005年5月(来月だ)にトゥルク市で開催されるイベント。イベント名につけられているkirsikankukka(キルシカンクッカ)というのは「桜の花」のことですから、「サクラコン」とでも訳せばいいでしょうかね。うーん、日本のイメージです。
ピンク色の桜の花が出迎えてくれるこのサイトへ行ってフィンランド語の説明を読むと、このイベントはmanga・animeファンのための、日本の文化を紹介する催しだとか。プログラムには、「コスプレコンテスト」など、いかにも、ってものがある一方、日本語についてのレクチャーがあったり、高校生のときに交換留学で日本に行ったことのある人が体験談を披露したりと、なかなかバラエティに富んだ内容です。

私自身、アニメにもまんがにも、同世代の平均よりは多少深入りしたほうで、最近のはフォローしてないのでわかりませんが、日本のアニメには非常にすぐれた作品が多く全体のレベルも高いこと、アニメが日本の文化の重要な一面であることは、よく承知しているつもりです。
そういえば、かの「ハリポタ」も、世界的大ヒットの要因として日本のサブカルチャーの影響があったことを指摘する本がありましたね。→『ファンタジービジネスのしかけかた あのハリー・ポッターがなぜ売れた』(講談社)いまや、たかがテレビマンガじゃん、なんて態度は認識不足も甚だしいってもんですよ、ね。

どなたか、来月のトゥルクでの「サクラコン」、行ってみませんか?

(2005.4.10 by mf)

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