カテゴリー「おでかけ情報@フィンランド」の記事

まんがと風呂敷@ヘルシンキ

前の記事(こちら)で、ヘルシンキで開かれる児童書の原画展のことを書きましたが。

会場となる Annantalo はいろんな文化的催し(特に青少年向けの)がいつも開かれている場所です。
で、サイト上にある今後のイベント予定をながめていたら、

Furoshiki

Manga

などの文字が……

よく読んでみると、いろいろニッポンがらみのイベントが予定されていました。

■「和の包み・風呂敷」展
(「和の包み」ってのはわたしが今、勝手に訳しました)
2007年3月16日~4月15日
企画に関わった人たちのなかに、ヘルシンキ唯一の日本食料品店「T」のご主人の名前などが見えますな。
風呂敷の歴史なんかも解説してるみたいで、なかなかおもしろそうな展示です。

■んで、風呂敷展の最終日に当たる4月15日(日)には、「第10回・日本の日」が開催されるそうです。
この日には、建物全体がニッポン一色に染まるとか、何とか。

■MANGAの描き方講座
2007年3月31日~4月1日
ヘルシンキ在住の12歳~16歳を対象としたクラス。要予約(定員12名)で、1月から申し込み受け付けてたみたいだからすでに満員御礼でしょーか?
まんがの描き方のハウツー本は(英語からのフィン訳だと思いますが)けっこう出回ってるし、ワークショップなんかも、あちこちでやってるっぽいです(とくにアニメまんが関連イベントのときに)。
早く、おもしろい「フィン製まんが」が出てこないかなー!日本へ逆輸入したくなるようなやつを期待。

なんかもぉ、こんなに日本に興味を持ってくれて、いや~ありがたいなぁ。
どんな人たちが集っているものか、見に行ってみたいなぁ。

……と、書きながら思ったけど、フィンランド人のみなさんも、日本でのフィンランド関連の催しなんかを見たら、

「こんなにフィンランドに興味を持ってくれて……」

なんて思ってくれるんでしょうかね(笑)

(2007.3.1 by mf)

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子どもの本の原画展@ヘルシンキ

明日から3月ですね。
3月にヘルシンキで開かれる、子どもの本の原画展のお知らせをいただいているので、ご紹介します。

この展覧会はIBBY Finland(※)の設立50周年記念行事です。
1960年代からいままでに、国際アンデルセン賞画家賞のフィンランド候補となった作品の原画が展示されるようです(全部じゃないと思うけど)。

会場:Annantalo (住所: Annankatu 30, Helsinki →地図はこちら
会期: 2007年3月1日~3月25日
開館時間:平日 9時~18時/土日 11時~17時
入場無料

※日本には JBBY(日本国際児童図書評議会) がありますが、IBBY Finland はそのフィンランド版。IBBY Finlandは、IBBY主催の国際アンデルセン賞の国内候補をIBBYへ推薦しています。

作品が展示される画家の名前が8名ほど挙がっていますが、そのなかで日本でもなじみのある人たちとしては:

マウリ・クンナス→『サンタクロースと小人たち』の作者

クリスティーナ・ロウヒ→『うちのあかちゃんトンパちゃん』の作者

マイヤ・カルマ→『オンネリとアンネリのおうち』の画家

……などが。

この時期にヘルシンキにいらっしゃるかた、お住まいのかた、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
また会期中、いろいろイベントなんかもあるみたいですよ(一部は要予約)。興味のあるかたは会場に問い合わせてみてください。

(2007.2.28 by mf)
フィンランド語の絵本に興味のあるかたは こちら をどうぞ~ご参考まで

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寝てる場合じゃないらしい

週末には東京近辺で初雪が舞いました。寒いです。
暖冬だったフィンランドも、ここへ来て気温がぐっと下がってきたようですね。

この季節、ムーミンの一族はすやすやと冬眠しているはずです。
が、世間がそれを許さないらしく(笑)、ムーミンたちの活躍ぶり?を伝えるニュースがいくつか入っております。

その1。ムーミン番組。
NHK教育テレビが、2007年1月31日(水)の「地球ドラマチック」で、ムーミン関連番組を放映するそうです。別ブログに情報を載せてます→こちら

その2。魔法の冬。
ムーミンワールド(フィンランド語では Muumimaailmaムーミマーイルマ)といえば、フィンランド・ナーンタリ(トゥルク市近郊)にあるムーミンテーマパークですね。
ここで、2月に「魔法の冬(Taikatalvi)」なるイベントが開催されるそうです。
ムーミンワールドは、基本的に夏季のみ営業ですが(営業時期はサイトの ここ に出ています)、期日限定で真冬に開園します、ってことみたい。
「魔法の冬」の日は、2007年2月17・18・24・25日で、時間は11時~17時だそうです。

くわしくはムーミンワールドのサイトの このページ に。
フィンランド語だけど。

この日、真冬のムーミンワールドでなにがあるかっていうと、

まず、冬の魔法で目を覚ましたムーミン一家のみんなに会える(笑)
そんで、スケートやそり遊びなんかが楽しめるらしい。
ランチには「ママのキッチン」のおいしい料理や、焚き火であぶったソーセージを。
もちろんムーミン屋敷にも行こう!

ってな具合のようです。
小さな子どものいる家族向けの企画ですね♪

ムーミンのファンならお気づきだと思いますが、「魔法の冬(Taikatalvi)」というのは、原作本『ムーミン谷の冬』の、フィンランド語版タイトルです。(スウェーデン語の原書タイトルは「Trollvinterトロールの冬」)
わたしはこの作品に出てくる「ご先祖さま」が好きでした。ムーミンたちのご先祖なのだ。

『ムーミン谷の冬』の冒頭は、「まだやっと新年をすこしすぎたばかり」のある日、ムーミントロールがぬくぬくとした冬眠の夢から目覚めてしまうシーンです。
家の中で目を覚ましているのは彼ひとり。初めて目にする冷たい雪にびっくり……
新年を少し過ぎたばかり、ちょうどいまごろですね。

あのぉ~、そういうわけで冬眠はムーミン一族の「お約束」のはずなんですが、ちかごろは上記のムーミンワールドの例のように、真冬でも勤勉に働いているムーミンたちを見かけることが増えました。
何年か前、ムーミンたちが都内の地下鉄のカードの絵柄になったときも、「冬バージョン」ではみんな雪景色の中で元気に活動しており、南のほうへ旅に出ているはずのスナフキンまでいました。
地球温暖化が進んでいるのでしょうか。違うってば(笑)

(2007.1.22 by mf)

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ゲーリはダメよ

2006年11月6日(月)から、EU内を出発する航空機への機内持ち込み手荷物に、大幅な制限が加えられることになったそうです。フィンランドの空港から出発する便はこの制限の対象ってことですね。

フィンエアーの日本語サイトにも情報が→ こちら

フィンランド国内便も、なんですね(ってあたりまえか)。これから冬に向かって、日本からフィンエアーでヘルシンキに行き、そのまま乗り継ぎでラップランドのリゾートへ行く人が増えると思いますが、注意が必要ですね~。
それに、日本-ヘルシンキ単純往復のときも、日本から行くときはいいけど、帰りはこの制限の対象となるわけですよね~?う~む。

この件について、
フィンランド語では こちら
英語では こちら
(Finnish Civil Aviation Authorityのサイト)
これによると、EU諸国に加え、ノルウェー、アイスランド、スイスも同じ制限の対象だそうです。

飛行機に乗るのもいろいろややこしい世の中になりました。

ところで、上のフィンランド語のページをみるとわかりますが、「ジェル」は、フィンランド語では geeli (ゲーリ) なんですよね。ジェルの英語のつづりは gel ですから、geeli って確かに「ジェル」そのもの、なんだけど。
でも突然、ゲーリって音だけ聞いたとき、一瞬「は?」って思っちゃうことが、たまにありますです。つづりを思い浮かべないと。
日本語では、ジェルともゲルとも言うけど、場合によって使い分けてるような?日本語も難しいですのぅ。

(2006.10.26 by mf)

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ストライキ@フィンランド

フィンランドの、フライト・アテンダントの労組がストに入り、フィンエアーのフライトに影響が予想されます。ってか、すでに出ています。

フィンエアーのスト情報のページ:
英語版
フィンランド語版
※追記:ストが終わった後で上記ページは削除されています

ストやってる側、SLSYのサイト(フィン語のみ)

SLSY=Suomen Lentoemäntä- ja Stuerttiyhdistys
英語ではFinnish flight attendants' union(フィンエアーのサイトによる)

フィンランド国内の各空港(ヘルシンキ・ヴァンター国際空港を含む)については こちら
(英語、フィンランド語、スウェーデン語)
↑いま、めっちゃ重いです(汗)みんなが見に行ってるんでしょうね~

日刊紙 Helsingin Sanomatのウェブ版インターナショナルエディション(英語)はこちら
ストの話題がBUSINESS & FINANCEのところに出ています。

ここ数日以内にフィンエアーの国際線に乗る予定の人を、複数知っています。すみやかに妥結すると良いのですが。
ストライキはフィンランド語では(前にも書きましたけど) LAKKO ラッコ です。

(2006.10.19 by mf)

追記:
ストは現地時間で10月20日(金)の夜に終わりました。フィンエアーの運行状況は、段階的に正常に戻されつつありますが、土曜日の便はまだ欠航も多いようです。完全に元に戻るまでにはしばらく時間がかかりそうです。(2006.10.21)

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ぐっすりおやすみ

枕カバーを買い替えよう。
というのが、今回のヘルシンキ滞在中の、「お買い物ミッション」でした。
以前ヘルシンキで買った枕カバーを、長いこと愛用してきたのですが、ずいぶんくたびれてきたので、同じお店で似たようなのを買おうと。←私はいったん気に入ったものはしつこく気に入り続けるタイプです

向かったのは、大聖堂の前のキセレフ・バザール(Kiseleffin Basaari)です。
(キセレフ・バザールについてはここなどにちょこっと紹介が)

ここの1階の、大聖堂側から入っていって右手の列に、その店Pohjan Akkaはあります。
店、というか、「コーナー」か。
このバザールの中ってなんとなく店の入れ替わりがありますが、この店は90年代前半から(もっと前から?)ずーっと同じ場所にあるような気がするんだけど…。
ところでPohjan Akka(ポホヤンアッカ)って、カレワラに出てくる「ポホヨラの女主人」こと「ロウヒ」のことですよねえ?
(カレワラについては以前の記事を

今回購入した枕カバーの絵柄はこちら。
nukuhyvin1.JPG
花咲く丘に白樺林、フィンランドの夏の風景ですねー。
この絵の雰囲気が、なんともかわいらしくて、私好みなのです。
このお店では、コットンにこんな感じの絵をハンドプリントしたものをいろいろ置いています。

上の写真のなかに見えるフィンランド語は、

NUKU HYVIN

すなわち「ぐっすりおやすみ」。よく眠れそうでしょ?

ちなみに、カバー裏面の絵はこんな感じです。
nukuhyvin2.JPG
裏は、雪の積もった冬の風景になっているんですね。
売っているおばさんが、
「夏と冬と、これがフィンランドの景色ですよ」
と言ってました。たしかにね。

先代のカバーもまだ使いますが、あまりに歴史を感じさせる(笑)ので画像はナシ。
先代のは、青い鳥が何羽か空を飛んでいる絵柄で、こう書いてあります:

Herää aamulla surutta

直訳すると「朝には悲しみのない状態で目覚めなさい」。
超訳すれば「笑顔でおはよう♪」くらいか←あくまで超訳ですよ、超訳(汗
絵柄とともに、このフレーズが気に入って、購入したのでした。

この枕カバーはかなり大きめです。私はテンピュール枕(=普通の枕より大きい)を愛用してるんですが、これがすっぽり入って、まだ余るくらい。テンピュールが入る大きさのを探していたので、ちょうどよかったんですねー。
あと、洗濯機でざぶざぶ洗ってへっちゃらなのも◎ですね。

あ、ところで。
前に話題にした「ヤギミルクソープ」、キセレフ・バザールでも売ってました。
1階の、入っていって左側の列にあるお店で。
「ヤギ系」のクリームやシャンプーなども置いてありました。クリームはちょっと。。。ヤギ100%の香りがして(爆)私は手が出ませんでしたが、保湿力は高そうでした。

(2006.1.28 by mf)

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公共サウナ潜入記

今回のヘルシンキ滞在中、市内にある公共サウナに行きました。

フィンランドといえばサウナです。Saunaって、おそらく世界中に広まっている唯一のフィンランド語の単語ではないでしょうか。
サウナは、集合住宅にも住人共用のがあったり、企業のオフィスにもあってそこでサウナミーティングやったり、します。ホテルにもたいていあります。
私もこれまでに、フィンランドのいろんなとこでサウナを楽しませてもらいました。

公共サウナは以前、タンペレでも行ったことがあります。そこは郊外の湖のほとりにあって、サウナ→湖へ直行ができる環境。水着着用で「混浴」でした(だからサウナから出てすぐ湖に入れる)。

これに対し、今回行ったヘルシンキのは、町の中です。メトロのSörnäinenの駅(中央駅から北上する方向で三つ目、Hakaniemiの次)から歩いてすぐ。サウナで汗をかいても、飛び込む湖はありません(^^;

その代わり?に、サウナの入り口でいつも半裸のおぢさんたちが涼んでいる、というんですなっ。これはヘルシンキ在住の友人の証言。彼女はこのサウナの近くをよく通りかかるんだそうで。実際、このサウナのウェブサイトを見ても、やはり「涼みおぢさん」の写真が…サイトはこちらです(フィンランド語のみ)
(料金などの情報はこの記事の一番最後にまとめてあります)

ここのサウナは、1928年の創業以来いまにいたるまで、電気ではなく、まきを燃やすタイプのサウナストーブを使っている、というのが売りのよう。まきと電気、両方入ってみるとすぐわかりますが、まきで暖めたほうが空気が柔らかいんですよね。

つーわけで平日の夜、その友人と連れ立ってサウナに潜入してまいりました。残念ながら写真がないのは、カメラを持っていかなかったからです。(貴重品は持っていくべきでないとの判断からです)

Sörnäinenの駅からは近いです(私は友人に道案内してもらったわけだけど)。サウナが見えてくると、入り口の前に、本当にバスタオルを巻いたおぢさんが座って涼んでいました。
ひょぇ。
真冬だっつーのに…気温、零下だっつーのに…。
いや、それ以前にやはり、半裸のおぢさんがフツーにそこに座ってる情景は、ぎょっとさせられますが(^^;

入るとすぐに受付があって、そこで料金を払います。大人ひとり7ユーロ。
1階が男性用、2階が女性用とフロアが分かれていました。私と友人はとーぜん2階へ行きましたので、この記事は女性用フロアのみのレポートです。「男湯」のことは一切わかりませ~ん!

2階へあがっていくと、更衣室のほかに小さな部屋のドアがいくつか。部屋を予約して、サウナ後の談笑(?)に使っているグループがいるようでした。マッサージを受けるための部屋も。

更衣室には、木製の超レトロなロッカーが…。
ロッカーの内部には、かばんや上着をつるせるフックと、小さい棚はあったけれど、なぜか「底なし」。(内部を覗き込むと、ロッカーの下部から数十センチ下の床が見える)大きな物は置けませんでした(^^;
ロッカーの前にベンチがあって、下から容易には手を突っ込めないようになっていたけど…変なの…
ロッカーはいちおう鍵がかかります。鍵のぶらさがったゴムバンドを手首にまいて、さあいくぞ~。

洗い場はがら~んと広かった。なんか全体にレトロチックです。
シャワーが数基ならんでいましたが、室温が低くて、ちょっと肌寒いよぅ。
なので、ささっとシャワーを浴びて、そそくさとサウナルームへ。
なおこのとき、私と友人の貸しきり状態でした。途中で二人ばかり入ってきましたが。

サウナの中には、天井まで届くでっかいサウナストーブがそびえています。おお、たしかに木を燃やしている香りがしますよ。
ただ、残念ながらここでは、客が自分でサウナストーブに水をかけるのはできないようでした。
注意書きをよく見てこなかったんだけど…。
サウナストーブ(の、熱くなっている石)に水をぶっかけて蒸気を出すの、楽しみの一つなんですけどね。
でも、定期的に水が供給されるようになってるみたいでした。水をかけないと空気がカラカラになっちゃって、のどが痛くなるし、お肌や髪にもよくありません(だから日本のサウナは嫌い、というフィンランド人が多いです)。

座るとこはお決まりの階段状になっています。床は、なんていうんですかね、リノリュームとは違うのかな、要するに木のフロアではない。で、上のほうの段には木製すのこが取り付けてあって座れるようになってました。
可動式の、小さいすのこも何枚か置いてあって、それは客が好きなところで(ざぶとんとして)使用せよということのようでした。
しかしっ、ここで問題が…床が熱くなっちゃっていて、上の段にあがろうとすると足の裏が焼け焦げそう!
ぎゃ~~~。
つま先で飛び跳ねながら上がったり下りたりをするはめに。
すでに地元民化している友人はゴムぞうりを持参していたため涼しい顔…。
後から入ってきたフィンランド人?たちは、まったく平気みたいでしたが、みなさん足の裏の皮が厚いのだろうか?

まきで暖めた空気はやはり心地よかったですよ。サウナの中は、はっきりいって薄暗くて殺風景(笑)ですけどね。
友人とも久しぶりだったので、いろいろ話をしながら楽しく過ごしました。彼女がハンガリーで温泉に行った話が面白かったなあ。
ハンガリーの温泉といえば、ブダペスト在住の きちさんのブログ で以前取り上げられていましたね~。ハンガリーも行ってみたい。

そうそう、サウナの床になにやらカサカサするものが散らばってると思ったら、乾いた白樺の葉っぱでした。
白樺の枝を束ねたヴィヒタvihta、サウナの中で体をたたいたりするものですが、ここのサウナではそれも販売しています。
だれかがこの枝を使った残骸だったんですな~。

サウナ~洗い場を何度か往復してすっかり温まった我々は、着替えを済ませると早足でメトロの駅に向かい、地下鉄に乗り込みました。真冬ですからね~、すばやく地下に潜り込まないと、風邪引きそうでしたから。
帰るときにも、やっぱり入り口で涼んでるおぢさんがいました。

ところで、上で紹介したサイトを見ると、東洋人男性が垢すり?だかなんだか、おばさんにやってもらってる写真があります。 (Kiiretonta saunomistaのページ)
だれじゃこれは?と思っていたのですが、友人によると、ヘルシンキの日本食材店「T」のご主人ではないかと。サウナの中にも同じ写真のチラシがありました。

このサウナ、正直に言いますと、だれにでもおすすめ♪ってわけではありませんが、ディープ・ヘルシンキを体験したい方は、いちど挑戦してみるのもいいと思いま~す。フィンランド語以外が通じるかどうかはわかりません…。
実用情報を以下にまとめておきます。

公共サウナ「Kotiharjun sauna」
住所: Harjutorinkatu 1 Helsinki(地図はサイトの「Yhteystiedot」に)
営業時間:火~金14:00~20:00、土13:00~19:00 (入浴は土21時、それ以外22時まで)
料金: 大人 7ユーロ
マッサージなどは別料金
タオル:1枚1.5ユーロ
白樺の枝ヴィヒタ : 生またはドライもの3ユーロ、冷凍もの4ユーロ
(2006年1月現在。おいでになる方は必ずご確認ください)

持って行けばよかったもの(友人はすべて用意してた)
・飲み物のペットボトル(受付でもなにか売ってるようでしたが)
・ゴムぞうり(床が熱い~)
・お尻の下に敷くための小さめのタオル(使い捨てのペーパーなどが置いてあるサウナもあるんですがね)

ここは「混浴」ではないため水着は不要(笑)
ゴムぞうりは、湖直行型の郊外サウナのときも重宝します。はだしでサウナ~湖を歩くのは痛いので。

(2006.1.22 by mf)

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かもめのスオミ

おかげさまで気力が復活してきたので、ぼちぼちフィンランド滞在中の話を書いていこうと思います。

本日は、ヘルシンキ市内のカフェ、というか「食堂」のお話。
「食堂」と書けば、ピンとくるフィンランドファンの方も多いと思います。
邦画として初のオールフィンランドロケということで話題の「かもめ食堂」
今年の春にロードショーが予定されていますが、私が行ったのは、物語の舞台である「かもめ食堂」として撮影に使われたというカフェです。
映画の公式サイトはこちら

お店の名前は、Kahvila Suomi(カハヴィラ・スオミ)です。
「カフェ・フィンランド」という意味ですが、すごい名前だ(笑)
日本だったら「喫茶 日本」みたいなもんですよ…。
映画の公式サイトには「カフェ スオミ」って書いてありますね。

ただ、日本語で「カフェ」と言ったときに自動的にただよってしまう気取ったニュアンス、それはこの店には似合わないと思いました。ここはやはり、「食堂」です、私の感じたところでは。普段着の町の食堂です。

私は平日のお昼を食べに行ってみました。
お店の外見はこんな感じです。

suomikahvila.jpg

「かもめ食堂」の名前が控えめに残してありました。
一見してわかる映画の名残は、これだけ。この名前も思い出として残してあるだけで、映画をネタに金儲けする気は特にない、というふうに感じられ、好ましいと思ったフィンおたくです。
お店はこぢんまりとしています。けして広くはありませんが、なんとも居心地がよい♪

メニューですが、「本日のおすすめ」みたいなのがいくつかあって、たしか7ユーロを切っていたと思います。6.8とか、なんかそこらへん。
これで、メインディッシュに加え、小規模ながらサラダバー(サラダとパン)、冷たい飲み物数種類、食後のコーヒー/紅茶がついているんですよ。これは、物価高(特に外食はものすごく高くつく)のフィンランドとしては、かなりお値打ちでは。
システムとしては、メインがテーブルに運ばれてくる以外はセルフサービスでした。お会計も、最初にレジで済ませるタイプです。
ソフトドリンクはもちろん、ケーキ・菓子パン類もありました。

私が頼んだのは、パプリカにごはんなどの具を詰めたお料理。
注文するとき、付け合せのじゃがいもの調理方法を選んでね、といわれました。
んで私は、ランスカライセット(ranskalaisetというのは「フランス人たち」という意味にもなりますが、ここでは「フレンチフライ」のこと)を選びました。はらぺこだったので、揚げ物が食べたかったの~。

テーブルにはさりげなくお醤油が!これは映画ロケの置き土産でしょうか?
suomikastike.jpg

運ばれてきたパプリカ料理、フレンチフライドポテト添え。
suomiruoka.jpg

わ、スプーンを飾った盛り付けがなかなか美しいじゃないですか。これはポイント高いぞ。

さっそくパクリ。おおおー、おいしい!
いや、これ、「マジうま」でした。家庭料理としてのまともなおいしさがありました。
フレンチフライもさくっと揚がっていて◎。フィンランドで揚げ物を頼むと、なんかこうべたっとしちゃっていて、しかも盛り付けが、どさーっと山積みになってるだけ、ということが往々にしてあるのですが(苦笑)、ここのはナイスです。ボリュームもあっておなかいっぱいになりました。
この店、えらいぞ!!!

店内のお客さんは、どなたも地元の常連さんという感じで、だれもがお店の人たちと親しく挨拶を交わし、楽しげに世間話をしていました。
その家庭的な雰囲気が本当に心地よく、これが私がこの店を好きになった一番の理由かもしれません。

窓際の席ではお父さんが小さな子どもにごはんを食べさせていました。
お店に置いてある雑誌を読みながらひとりでランチしていた、学生と思しき若い女性。
お持ち帰りを頼んでいたおじさんは、きっとすぐ近所に住んでいるんですね。
コーヒーとケーキをゆっくり楽しんでいるおじいさんもいました。

このおじいさんが、ケーキをひっくり返して床に落としてしまったのですが、すかさずお店のおばさんが飛んできて、代わりのケーキを出してあげていました。(たぶんサービスでしょうね)
お店の人は(厨房も含め)何人かいましたが、どの人もすっごく親切で、メニューの説明も笑顔で丁寧にしてくれて、でもうるさくはなく、心からくつろいだ気分になりました。

なお店内は、メニューも会話も、フィンランド語オンリーでした。
わりと若い店員さんもいたので、もしかしたら英語も通じるかもしれませんが、不明です。
ここは、地元の人たちが、日常の中でゆっくりする場所だと思います。
自分もガイジンツーリストの立場で訪れておいて何ですが、映画で有名になったとしても、この雰囲気が壊れないといいなと思っています。
自前のウェブサイトなども持っていない(と思う)、小さな素朴なお店です。

もしどなたかこのお店においでになって、英語が通じたとしても、できたら英語で押し通さず、一言でもいいからフィンランド語を使って、地元密着型のお店の人たちとコミュニケーションをはかってみてほしいです。
キートス=ありがとう、の一言だけだって、心から口にすれば、かならず相手に届くと私は思うんです。ことばは使ってこそ、ですよね。キートスは、「ごちそうさま、おいしかった」の意味でも使えます♪

私としては、ぜひまた行きたいお店となりました。
お店のカードの画像を載せておきます。
suomicard.jpg

興味のある方は場所をさがして行ってみてください。
場所さがしには こちら などがべんりです。
なお私は重症の方向音痴につき、道順を私に質問しないよーに…。中央駅前を出発してこのお店にたどり着くまでに、たぶん普通の人の3倍くらいの時間がかかってますから…orz(でも着いたんだからえらいと自分では思っている)

(2006.1.18 by mf)
P.S.映画「かもめ食堂」の監督による特別講座が東京のカルチャーセンターで開催されました。それについては別ブログに(2006年2月25日でした)。また映画の「原作本」についてはこちら。主役の一人片桐はいりのエッセイについてはこちら

P.S.2:
私の記事の中にあるメニューや金額などは私が行ったとき(2006年1月初旬の平日のお昼どき)の記憶を基に書いたものです。ほかの日や時間帯だとまたいろいろ違いがあるかもしれません。

なお、タンペレにお住まいのlapintieさんがこのお店へいらしたときの記事がこちらに。あいにく週末はお休みだったとのこと。

ヘルシンキ在住の木の葉パンさんのレポートchick_peaさんのレポートまーらいおんさんのレポート もぜひ♪

P.S.3:映画のフィンランドでの公開については別ブログに。

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フオメンタ、フェルプス君

「フオメンタ」っつーのは、フィンランド語で「おはよう」です。
ということで、今日は「スパイ大作戦」な話でございます。
(フェルプス君を知らない人は、まずこちらを読んでみてください。なおこのブログは自動的に消滅しませんのでごゆっくりどうぞ)

事の発端は、先日「フィン友」の仲間うちで、モールス信号の話で盛り上がったことでした。そもそもなんでそんな話になったんでしたかねぇ、もう忘れましたが。

んで、私が
「タンペレのスパイ博物館で買ったモールス信号バンダナを持ってるぞ!」
と自慢(笑)したところ、だれかがスパイ博物館のサイトを調べて、さらに強力な秘密のスパイグッズが存在することを突き止めたのだ。

しかし、そのスパイ博物館って何か?

その名もVAKOILUMUSEO (ヴァコイルムセオ)

ムーミン博物館の町タンペレ、一見ほのぼのムードのこの町に極秘裏に(ウソウソ)建設された、世界初(自称)のスパイ系ミュージアム。
ちなみにフィンランド語で vakoiluヴァコイルは「探索、スパイ行為」、 museoムセオは「ミュージアム」です(そのまんまじゃん)。
なお、「スパイ」(人)はvakoilija ヴァコイリヤです♪

博物館の公式サイトは こちら でございます。
タンペレ市については 市の公式サイト を。

この博物館さ~、以前はタンペレの郊外にあって、ちょっと気軽に寄れるような場所じゃなかったんですよねーたしか。
それが、いつのまにか中心部に移転して来てるのに気づき、何年か前にタンペレに行ったときに足を運んでみたんですわ。
そのときに購入したのが「モールスバンダナ」。

morse1.JPG

…この↑アルファベットとモールス符号の対応表がプリントされてるって、ただそれだけなんですけどぉ。
けどさ、フィンランド語の特殊文字 ÄÖそれにÅにもちゃんとモールス符号あるんだね~。当たり前か。

さて、このバンダナを超える最強のスパイグッズとは…

モールス・サルミアッキ。

博物館サイトの「スパイショップ」で売られてる、と聞いたときには驚愕のあまり死ぬかと思いました。
「世界一まずい飴サルミアッキ」については、この記事の一番下、および以前の記事をどうぞっ)

なんでもかんでもサルミアッキにしなけりゃ気が済まないのかフィンランド人よ?
…というツッコミは心の中にしまっておいて、このおそるべき武器を調査すべく、我々フィン仲間は諜報員を日本からタンペレへ派遣したのだった。
いえ、ホントは仲間のひとりがたまたまタンペレを含むフィンランドに行ったので、ムリヤリ買ってきてもらったんですけど(ありがとお~)。

待つこと2週間あまり。mfの手元に無事届けられたスパイ御用達サルミアッキはこれだ!

morse3.JPG

「CIA」「KGB」となっている。さすがはスパイだ。
Salmiakkiset salakirjoitusaakkoset (サルミアッキの暗号アルファベット)という文字もいかにもあやしい。
しかしどこがモールスなのかは謎。容器の裏側にはバンダナと同じモールス符号の表が載っているが…

勇気を出して中身を確認してみよう。
morse2.JPG

…昔こういうビスケットなかったっけ。ABCが書いてあるやつ♪
キャラメルっぽい、ちょっとねとねとする四角いサルミアッキ飴の表面に、ABCが浮き出してるだけですね(汗)

えーと、容器の説明をよく読むと、モールス信号の歴史とともに、「諜報活動ではモールス信号に別な暗号を組み合わせて使う」と書いてある。
代表的な例として、アルファベットを三つずらす(すなわち、A→D、B→E)方式があると。

「君も練習してみよう!」

ということなので、さっそく練習してみなくては。

…と思って、手をつけてみたんですけどね。
意味のある文章を書くには、文字の種類が足りんのですわ(笑)
スパイになるのも楽じゃないなあ。
第一、こんな悠長なことをやっていては、あっという間に敵に捕まってしまうではないか。

いや、待てよ。
サルミアッキといえば「世界一まずい飴」ですよ。(お好きな方ゴメンナサイ)
この武器の正統的な使用法は、

「窮地に立たされたら敵の口にこいつを突っ込んで、相手が失神したすきに逃げる」

なのではないか?

しかし、サルミアッキは一度ハマるとやめられない危険な味。
敵がすでにサルミアッキ中毒にやられている場合、この戦法をとると

「もっとよこせ!」

と襲いかかってくる危険性をはらんでいる。
まさに捨て身の作戦ということか…
うーむ、おそるべしサルミアッキ。おそるべしフィンランドスパイ。

しかし、結局なんでモールス信号なのよ…?
なんか、この morse ってのが博物館ショップのブランドになってて、morse印のグッズをいろいろ販売してるみたいですね。

えっと~、「スパイ博物館」そのものは、少なくとも私個人の感想では、規模はとても小さいです。
お客には子ども連れのお父さんが多かったような。(でも「消えるインク」などの体験コーナーではお父さんのほうが遊んでたりして)
この博物館を見るためにわざわざタンペレに行く必要はないと思いますが、タンペレで時間が余ってしまったら、ためしに寄ってみてもいいかも。売店は入場料を払わなくても利用できました。

ネタ提供のフィン仲間の皆さん、ありがとうございました♪

(2005.10.24 by mf)
P.S.:サルミアッキは、たしかに独特の味ですが、日本人でも大好きという方もいます。「世界一まずい」ってのは「よく聞く話」というだけですんで、味についてはご自身の舌でおたしかめくださいませ~。フィンランドから食品を購入できる通販サイトもあります。
なお、サルミアッキsalmiakkiとは本来 sal ammoniac =塩化アンモニウム。これで風味付けした飴などがあります。味はリコリス(甘草)に似ていますが、あれに塩味をプラスしたような感じです。参考→Wikipedia(英語版)をどうぞ

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日本文化週間@ヘルシンキ

ヘルシンキで今月下旬に「日本文化週間(ジャパニーズ・カルチャー・ウィーク)」なる催しがあるそうです。
期間は10月25日(火)から29日(土)まで。
会場はカイサ文化センター(Kulttuurikeskus Caisa)
(道案内が Contacts のところにあります)
この催しについては、在フィンランド日本国大使館のサイトの、「イベントのご案内」のところに出てます。
くわしいことは、ページ右下の「各イベントの詳細はこちら」をクリックすると見られます。

入場無料で、毎日いろんなプログラムが用意されてるみたい。
生け花、能や剣道、着物、日本食…などに混じって、「フィンランドでのアニメと漫画の歴史を学べるプログラム」なんてのもあるのが、いまどきですねぇ。

この催しを大使館やカイサ文化センターと共催するのは、フィン日協会(Suomalais-Japanilainen Yhdistys)です。
この協会のサイトのイベント情報には、より詳しいことがフィンランド語で出ていますです。
英語の情報は、カイサ文化センターのサイトの ここ に。

「Anime と manga の紹介」は、28日の18時からのようです。
これについて、大使館サイトの日本語版にはないんだけど、フィンランド語と英語のほうにはしっかり cosplay の文字が…(^^;)
ホストとして名前が出てるKyuu Eturauttiさんという人は、フィンランド語のアニメ雑誌Anime Lehtiの編集部の方みたいです。
この雑誌を買ってみたって話は、以前書きましたが、雑誌に名前が出てます。

この28日のイベントで、「アニメやまんが」は、日本の「ロックやポップス」と同時に紹介されるんですよね。
これらは、たいていは「セットもの」になっている気がします。フィンランドでは。他の国でもそうなのかしら。

まぁともかく、秋の一日、日本が誇る文化・生け花やお能やコスプレでお楽しみくださいってことですね~。
私は 「文学セミナー ムラサキからムラカミまで」ってのにも興味があるな。どんなふうに紹介されるんでしょう。
あと、子ども向けみたいだけど「太鼓ワークショップ」も。今日は私の住んでいる町内の秋祭りで、朝からお囃子が聞こえてきて気分がお祭りなので~♪

…って、どこでもドアがないから行けないですけど。

ところでぜんぜん話は違うけど、在フィン日本大使館のイベント情報ページに出ている、「サムライ・ノルディック・ウォーキング」。ノルディック・ウォーキングを楽しみつつ日本文化に触れる、というようなものだったみたいで、10月8日に終了してますが、イベント参加者への注意事項として

服装:自由(サムライの格好をする必要はありません)

しないってそんな格好(笑)いやそれとも、してきちゃった人がいたかしらん。

(2005.10.9 by mf)

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ヴァラモの修道院

今年(2005年)の9月にフィンランドへ行ったときは、東部・カレリア地方の都市ヨエンスー(Joensuu)に一泊しました。
この町から遠くない、ヴァラモの修道院(Valamon luostari)へ行ってみたかったからです。
遠くない、といっても、バスでちょうど1時間、そのバスも1日に2~3本しか走っていません。

この正教の修道院については、フィンランド政府観光局のサイトに簡単な説明があります。

修道院はもともと、ラドガ湖に浮かぶヴァラモ島(現在はロシア領)にあったのですが、フィンランドと旧ソ連の戦争が勃発したときに、修道士たちが戦火を逃れてやってきたのが、フィンランド・カレリア地方だったということです。

修道院は現在、フィンランド(私が行った場所)と、もともとのヴァラモ島とのふたつに分かれていて、フィンランドにあるほうは「ニュー・ヴァラモ」、ヴァラモ島のほうは「オールド・ヴァラモ」と呼ばれています。

ニュー・ヴァラモはこんなところでした。(写真はクリックすると大きくなります)

valamo4本当に何にもない場所に修道院だけが。風の音しか聞こえません。
修道院ですから、本来は修道僧が祈りと労働の日々を送る場。彼らの居住スペースには立ち入ることはできません。井戸や畑、果樹園などもありました。

valamo1青空に白壁が映えて美しいです。教会の中にも入れましたが写真は撮りませんでした。信者でない私でも、カメラをかまえる気持ちにはなれず。こぢんまりしていますがイコンなどなかなか見ごたえがありました。

valamo2セルゲイはヴァラモ修道院を開いた修道士、その仕事を引き継いだのがヘルマン、らしいです。
(修道院は「開く」というのかな?…どなたか教えてください)これはフィンランドの雑誌Suomen Kuvalehti誌(51-52/2004号)に載っていた記事で知りました。
修道院に残る記録では、ヴァラモ島に修道院が建てられたのは10世紀の終わりということですが、実際にはもうすこし時代が下る、との説が有力のようです(ニュー・ヴァラモのサイトの記述による)。


valamolaiva湖をいく観光船(?)「セルゲイ号」もあったりします。夏季のみということでしたが9月のはじめでまだ運行していました。けっこうな人数のお客さんが。




valamokoivuセルゲイ号の桟橋のわきには、フィンランドらしいこんな風景もちゃんと。






valamo6湖のほとりにはこんな小屋も。屋根の上には・・・



valamo7こんな十字架が。








valamopesa庭の木に取り付けられていたこれは、小鳥のためのえさ台みたい。修道院の方々の手づくりでしょうか。








valamohtl宿泊もできます。この建物が宿泊施設。「夜9時消灯、それ以降はお静かに」とのこと。
写真はありませんが、ほかに売店、レストランもあり、誰でも利用できます。私はランチをいただきました。
カレリア風シチュー(karjalanpaistiカリヤランパイスティ)がおいしかったです。売店では聖歌のCDやニュー・ヴァラモの歴史を紹介した本を購入。


valamo3蔵…?
このナゾの扉が「秘密」感をアップ。
鍵がかかっていましたが。
中には一体何が。



valamovaellus修道院周辺のハイキングコースがあるようです。バイクのツーリングでやってきている人もいました。




valamo5修道院前のバス停留所のわきに建っていたこの小屋はなんでしょうか。なんだか、かわいらしいです。




修道院ですから当たり前ですが、本当に静かなところでした。
耳に入るのは、風が木々のこずえをわたる音、鐘の音、小鳥のさえずり、どこか遠くの農家で牛が鳴いている声。
人々の声もしぜんと静かになるようです。
それなりの人数のビジターや、売店やレストランの接客の人たち、それに修道僧たちが行き来しているのに、静寂があたりを支配している。
私も、この場所に着いてすぐに、持っていた携帯電話の電源を切ってしまいました。
そういう気持ちになったのです。

フィンランドは自然がいっぱいの国です。
首都のヘルシンキだって水と緑あふれるところで、東京から行ったらとても「大都会」なんて思えない。
だけどそれでも、普通にフィンランドにいたら、現代人の生活をしているんだなあ。
そのことに、ヴァラモへ行ってあらためて気づきました。
それくらい、日常からは隔絶していました。心が洗われる…とはこのことかと思いました。
私のようなしょうもない人間でも、ここにいる数時間だけで、なんとはなしに、人知を超えたものの存在を思ってしまいました。

ずっとここで暮らせといわれたら、やはり受け入れられないでしょう。
だけど、人間、ときにはこういう場所へ来て、「リセット」をかけることが、心身ともに必要なのでは、と強く感じました。
いちど、泊まってみたいです。

「オールド」のほうも、旧ソ連崩壊後、本格的に修復作業が始まっており、昔日の輝きを取り戻そうとしているようです。
こちらにも行ってみたいものですが。
オールド・ヴァラモのこともそのうち書きたいと思います。

(2005.9.28 by mf)

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ムーミンは14と21に

フィンランド航空から数日前にダイレクトメールが届きました。
私、帰ってきたばかりだよ~ん。(今回もフィンランド航空利用でした)
…と思いながら封筒をあけたら、「フィンランド航空で行くオーロラ紀行」のパンフなどと共に、
「ムーミン14&21」
というリーフレットが。あれ、ムーミンは「21&35」だったのでは?

ムーミンの名を冠したこれらの商品は、フィンランド航空の、エコノミークラス正規割引往復運賃です。
「21」であれば、出発の「21日前」までにすべてのフライトの予約・購入・発券を完了するという条件で、お得な料金が適用されるというもの。(ほかにも条件あり、ご確認ください)
利用したことのある方はたくさんいらっしゃると思います。
私もよくお世話になってます。

それが、この10月分から、35日前までの「35」はなくなり、代わりに14日前までの「14」が登場したんですね。
14日前までOKなら、かなりぎりぎりになってから決めても割引運賃で乗れて、便利ですね~。

いわゆる格安航空券のほうが安いことももちろんありますが、トップシーズンだと正規割引運賃のほうがお得な場合も多いです。
それに、正規なので予約時に座席を指定できるのが、私は好きです。

詳細はフィンランド航空のサイトに出ていま~す。

この冬は、

「桐島洋子さんと過ごすフィンランド サンタクロースとオーロラの旅」
「クリスマス限定 サンタクロースフライト運航」(成田/関空からロヴァニエミへの直行便)

…など、フィンランド航空としてはいろいろ企画があるみたいです。

夏も過ぎて、これからは、オーロラとサンタの季節ですね。
これから旅行の計画を立てる方、楽しみですね♪

(2005.9.18 by mf)

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まんがの秋@フィンランド

フィンランドに(も)吹き荒れる日本のアニメ&まんが旋風については、これまでにも何度か書きました。
アニメ・コミックのカテゴリにまとめてあります)
この勢いはとどまらず、秋にはヘルシンキの美術館で日本のまんがを取り上げた企画展「Japan Pop」開催~。
また、公共放送YLEでもアニメ・まんが特集が組まれます。NHKスペシャルでアニメ特集やるようなもんですな。

<企画展 Japan Pop>
(Manga and Japanese Contemporary Art)
ヘルシンキ市立美術館 Tennispalatsi(Tennis Palace Art Museum)で、会期は2005年の9/9~11/27。
詳細は同美術館のサイトをどうぞ。

サブタイトルとして、「Manga・ホクサイからドラゴンボールまで&9人のコンテンポラリー・アーティスト」となってます。
Mangaのほうは、北斎から現代のまんがまでの流れを紹介。この展示、ヘルシンキの前にスウェーデンでやってたみたいね。
日本のコンテンポラリーアートのほうは、ドイツ人Thomas Olbricht氏のコレクションを展示するそうです。奈良美智、森万里子、村上隆などの作品があるみたい。

それでっ、会期中の9/18(日)は「まんがデーmangapäivä」としていろいろイベントが行われ、コスプレコンテストも開催されるんだと。この美術館で。
情報がここに(フィンランド語オンリーだけど)。
コンテストには、先着50名が参加できるそうです。

日本でも、普通の美術館でアニメやまんがを題材にした展示は、ときどきありますよね。
でもさ、それとコスプレコンテストを組み合わせるという発想は、ないんじゃないかな~。
「美術館の展覧会」と「コスプレ」とは、同じ文脈には現れないものなんだと思う、日本では。
ヨーロッパに渡ったとき、このふたつの間にある(ことになっている)垣根が、あっさり消滅しているってことでしょうかね。

<YLEの特集番組>
YLEのデジタルチャンネルYLE Teemaで、「シリーズOTAKU」(!)として3回連続(9/16、6/23、9/30の20:30から)で放映するそうです。
詳細はYLEのサイトのここに。
このページによると、シリーズは第1回:Manga、第2回:Anime、第3回:フィンランドにおけるanimeとmanga、という構成。

第1回には、フィンランド人まんが家、「ドラゴンボール」のフィンランド語版訳者、日本文化の研究者などが登場するそうです。

第2回には、トゥルク市のアニメ研究会のメンバーが登場するほか、フィンランド人のアニメファンや日本人アニメーション作家へのインタビューも出てくるんだって。

第3回には、フィンランドのアニメ雑誌Anime-lehtiの編集長などが登場。この回は特に「濃い」予感がしますねぇ。

ついで(?)に、日本のアニメ作品も9月にYLE Teemaで放映されるみたい。
ここに作品名と放映予定が出てます。
「扉を開けて」
「超人ロック」
「11人いる!」
「Fake」

の4本です。(かなりバラエティに富んでいるような)きっと、吹き替えでなくフィンランド語字幕でしょう。

私は「11人いる!」と「超人ロック」を特に見てみたいです。
11人~のほうは、原作のまんが(萩尾望都!)は大好きですがアニメは見てません。このまんがは名作だと思うんだな~。
超人ロックは、たぶんこの映画、劇場で見たよ私…最初の公開時に。

本当にすごい勢いだ…(汗)
むかしのまんがやアニメの本、いまフィンランドに持ってったらお宝として売れるかな。フィンランド語で解説つければなおいいかもね~。
誰かフィンランド人相手のまんがビジネス、一緒にやる?(笑)

(2005.7.29 by mf)
(2005.7.31/minasanaさんの京都-フィンランドの記事にTBさせていただきました)

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フィンランドの乗り換え案内

フィンランドの乗り換え案内サイトMatka.fi が稼動を開始したと聞きました。ここです:
Matka.fi
表示言語は、フィンランド語・スウェーデン語・英語。

春先から試験稼動してたのが6月15日に本格オープンとなったそうです。
ローカルなもので同様のサービスはこれまでにもあったけど、今回のは運輸通信省が音頭をとって、フィンランド全土に対象を拡大し、いわば鳴り物入りでサービス開始と相成った、という話です。まだ発展途上で、使ってみた人によればちょっと不備もあるらしいんですが、これは便利ですね。英語版があるので旅行者でも使えるのもポイント高い。いまのところ検索対象は列車とバス(長距離バスと一部のローカル路線)のみですが、いずれ飛行機や船の情報も追加される予定とか。

時刻表を調べるのに、これまでは、フィンランド鉄道VRのサイトとか、長距離バスのExpress Busのサイトとかをバラバラに見てました。
ローカルな交通機関については、私は国内ローカル時刻表のリンク集を利用してきたけど、ここは便利ではあるもののフィンランド語オンリーなので、だれにでもおすすめというわけにいかないし。
Matka.fiでは、列車とバスの接続がわかるし、特定の住所間のルートを調べられるし(正確な住所がわからなくても大丈夫)、地図がとても詳細です。
興味のある人はちょっと行って遊んでみてください。

ためしに、「ヘルシンキのストックマンデパートから、タンペレのムーミン谷博物館まで」を検索してみました。住所を調べずに、出発地にStockmann、目的地に Muumilaakso(「ムーミン谷」)と入力しただけで、ちゃんと検索できましたよ。出発時刻を設定するの忘れたらヘルシンキ発が「朝の5時20分ごろ」の結果になってしまいましたが。
第1候補として出てきた結果は、次のルートです。

ストックマン前を5:24に徒歩で出発しヘルシンキ中央駅へ(北へ400m)→ヘルシンキ発5:30の特急ペンドリーノ47号に乗る→タンペレに6:57に到着→タンペレ駅から西へ200m歩いてバス停へ行き7:07発の22番のバスに乗る→「Metso」で降りる(7:14着)→北東へ100m歩いてムーミン谷へ。到着時刻は7:15。

おお!こりゃすごいじゃん。列車の停車駅リストや、ルートマップも見られます。マップを拡大するとかなり細かいところまでわかります。

ムーミン谷への行き方がわかるなら、と、調子に乗って「Korvatunturi」(コルヴァトゥントゥリ=サンタクロースが住むといわれるラップランドの山)を目的地にして検索してみたけど、サンタの自宅までの行き方はわかりませんでした。残念。

サイト名のmatka.fiですが、matkaというのはフィンランド語で「旅」のことで、まあ納得のネーミングです。スウェーデン語版を見てもmatka.fiと書いてあるんだけど、英語版を見ると、なぜか英語でjourney.fiとなっているんです。なんじゃこりゃ?と思ったけど、よく見たらURLが2種類あるんですわ。

http://matka.fi/ へ行くと、フィンランド語版トップページが表示される
http://journey.fi/ へ行くと、英語版トップページが表示される

どっちでも行き着く先は結局のところ同じみたいですが(どちらのトップページでも言語の選択ができます)。なるほどね、matkaじゃ、フィンランド語を知らない人は憶えにくいだろうし、検索ワードとしても使わないでしょうしねー。

あと「へー」と思ったのは、FAQのところで、「デフォルトの歩く速度が自分には遅すぎる。設定を変えられないのか」って質問があって、 「Advanced searchのところで変更できます」と真面目に回答されていること。そりゃ、歩く速度は人によって違いますけどねぇ、こんな質問、日本ではあまり聞かないように思いますが。
Advanced searchの設定を見てみたら、歩く速度は「Slow(hidas)=30m/分」「Default(oletus)=70m/分」「Fast(nopea)=100m/分」「Run(juoksu)=200m/分」(カッコの中はフィンランド語)の4種類が用意されていました。デフォルトは70m/分なので、日本の不動産屋(80mを1分に換算してますよね)より歩くの遅いですねー。
それにしても「Run」で検索する人っているんでしょうか。まあ、そんなの個人の勝手ってことなのか…。

いずれにしても、hyvää matkaa(よい旅を)!
(2005.6.20 by mf)

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夏のおでかけ@ヘルシンキ

梅雨が終れば次は夏!お休みを利用してフィンランドにおでかけの方も多いでしょう。この夏、ヘルシンキで開催中のちょっとすてきな展覧会のお知らせをふたつ。

<フィンランドとスウェーデンの絵本原画展>
Tales and Truths(フィンランド語:Satua ja Totta/スウェーデン語:Saga och Sanning)と題された、家族そろって楽しめる展覧会。過去50年のフィンランド、スウェーデンの絵本の原画70点あまりを展示。
場所:ヘルシンキ市立美術館メイラハティ館(Art Museum Meilahti)
期間:2005年6月17日~10月2日
くわしくは、姉妹サイトに情報を掲載してありますのでご覧ください。
6月16日に、駐フィンランド・スウェーデン大使を招いてのオープニングセレモニーがあり、この展覧会の幕開けとなったそうです。セレモニーの招待状をいただいていたのですが、なんせうちにはどこでもドアが装備されてないもんで、出席できませんでした~。でも会期が10月までと長いので、行くチャンスをつくりやすいですね。セウラサーリ島の近くなので(ヘルシンキ市内から出ている24番のバスの終点付近)、島での散策がてら美術館に立ち寄るのもいいかも。この島、人に慣れたリスがたくさんいて、かわいいんですよね。

<アラビアのムーミンたち展>
(Moomins at Arabia – Stories in ceramics 1957-2005)
場所:アラビア博物館ギャラリー(Arabia Museum Gallery)
期間:2005年6月10日~9月11日
これについては、フィンランド政府観光局のサイトにくわしく書かれています。1957年から2005年までのアラビアのムーミン・シリーズを集めた展示とのこと。2005年はムーミン生誕60年にあたる記念の年なので、それと関連あるんでしょう。
ここはヘルシンキ市内から出ている6番のトラムの終点付近。アラビアのファクトリーショップもある、アラビアセンターの中です。フィンランド政府観光局のサイトの、ヘルシンキのデザインショップ案内のページにも情報あり。

だいぶ前にヘルシンキで買ったアラビアのムーミン製品。